覚えておきたい 半導体製造装置の市場規模
2020年の8兆円から → 2022年には11兆円となる見込み
https://www.semi.org/jp/news-resources/press/20210714
🟩半導体需要はしばらく続く
米中摩擦による半導体の自国内での生産に向けた供給網の構築と、世界中の産業のデジタル化を背景とした最先端技術への強い需要により、半導体メーカー各社は積極的な設備投資を打ち出している。そういった背景から半導体製造装置は設備投資の拡大が予測されている。半導体業界は半導体不足の解消には時間がかかると見込んでいるようだ。
🟩2022年に1000億ドル(11兆円)規模
世界の半導体製造装置市場規模のSEMIの予測は
2021年 950億ドル +34%増
2022年 1010億ドル +6%増
半導体製造装置は大きく分けて前工程および後工程に分類される。前工程のウェーハファブ装置のファウンドリおよびロジック分野が大部分を占めている。
ウェーハファブ装置の増加要因
○ファウンドリおよびロジック分野
データセンターなどで使う最先端半導体の開発・生産に必要な投資が増大している。ファウンドリー世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)やインテルも巨額の投資を計画している。
○メモリー及びストレージ
旺盛な需要がNANDおよびDRAM分野での装置投資を促進している。メモリー大手のサムスン電子やSKハイニックスの投資を増加させる。
🟩まとめ
半導体需要はしばらく続き、半導体製造装置市場は 2022年11兆円規模へ
市場の大きいウェーハファブ製造装置には、東京エレクトロンやSCREENなど有力な日本メーカーもいる。市場を上回る成長を是非期待したい。
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