見出し画像

🟦ASE北九州市で生産能力拡充を検討

半導体OSAT(封止・検査)で世界最大手のASEは、北九州市から広さ約15万9899平方メートルの用地を34億円で取得する仮契約を締結しました。


🟦ASE北九州市に34億円で用地取得し生産能力拡充を検討

 ASE(アドバンスト・セミコンダクター・エンジニアリング)は、北九州市若松区にある約15万9899平方メートルの市有地を34億円で購入する契約を結びました。この土地は、九州工業大学などの大学が集まる「学術研究都市」にあります。ASEのこの動きは、将来的な半導体需要に対応するための生産体制を強化することを視野に入れていますが、具体的な工場建設の予定や製造する製品についてはまだ発表されていません。

🟦半導体業界のリスクとASEの対策

 ASEが北九州市に土地を購入した背景には、米中対立などの国際的なリスクが影響しています。ASEの最高執行責任者(COO)である呉田玉氏は、世界中に生産拠点を分散する計画を進めており、その候補地として日本、米国、メキシコが挙げられています。特に、人工知能(AI)に使用される最先端の半導体を製造するための技術「パッケージング」の展開も考慮されています。

🟦まとめ

ASEが北九州市の用地を取得し、生産能力拡充を検討していることは、九州地域の半導体産業の強化に大きく寄与する可能性があります。

 北九州市には、2012年に閉鎖した東芝の北九州工場の協力工場など、約100社の半導体関連企業があります。これらの企業の存在は、新たな半導体関連企業が進出する上での強みとなるでしょう。

いいなと思ったら応援しよう!

あさって 電子立国日本の半導体
よろしければサポートお願いします! いただいたサポートは電子立国 日本を支える子どもたちのためにに使わせていただきます。