テスラがルネサスとボッシュを名指した理由は?
テスラのイーロンマスクCEOは、ルネサスとボッシュの半導体の供給不足がテスラのEV生産を阻害していると指摘した。
🟩チップサプライヤへ圧力をかける
イーロンマスクさんは、特定の標準的な自動車用半導体について極端なサプライチェーンの制限下で運営していると述べ、最も問題なのはルネサスとボッシュだとTwitterに書き込んだ。特定のサプライヤーを名指しすることで、供給量を増やすよう圧力をかける狙いのようです。
🟩大株主のコメントへの返信
イーロン マスクさんの発言は、テスラの大株主である米運用会社アークのキャシー ウッドさんへの返信でした。ウッドさんはテスラの中国工場における7月の中国国内向けのEV出荷台数が落ち込んだことを指摘しました。この点についてマスクさんは四半期の前半(7月~8月)は中国外の輸出用、後半(8月~9月)に中国国内市場用の車を生産するため、出荷減は一時的だと説明しました。
🟩車載向けのチップ不足の原因
世界的な半導体不足が発生しています、「標準的な」自動車用半導体の不足はルネサスの工場火災などが影響しています。
自動車業界の慣習
その一方で部品在庫を必要最小限に抑える「ジャストインタイム」を前提として短期間の生産見通しや発注しか示してこなかった自動車自動車業界の慣習も問題視されています。
代替チップへの変更
テスラはチップ不足に対応するために、代替チップを採用しています。「標準的な」自動車用半導体は代替が効かない部品だということです。
🟩まとめ
テスラは半導体不足の原因となっているルネサスとボッシュを名指しして圧力をかけた。
イーロン マスクさんは、半導体不足に24時間体制で対応してくれているサプライヤーさんに感謝していると、第2四半期の決算発表で述べていました。今回の特定サプライヤーの吊し上げのような対応には感謝は感じられません。
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