🟦2024年7月の世界半導体販売額9カ月連続でプラス
🟦2024年7月の世界半導体販売額が回復し、9カ月連続で成長
2024年7月の世界の半導体販売額は、前年の同じ月に比べて18.7%増えて、513億2千万ドル(約7.2兆円)に達しました。これは9カ月連続で前年を上回る結果となっており、業界全体で在庫の調整が進む中、販売が回復していることが明らかです。特にアメリカでは、生成AI(ジェネレーティブAI)という技術の需要が増えたことで、半導体の販売が大きく伸びています。
🟦アメリカと生成AIが成長をけん引
アメリカは、前年に比べて40.1%も増えて、154億1千万ドル(約2.2兆円)の販売額を記録しました。この成長の背景には、生成AIという技術が使われる場面が増えており、データの処理や機械学習といった分野での半導体需要が高まっていることが影響しています。
他の地域では、中国も19.5%増えて152億3千万ドル(約2.1兆円)と好調でしたが、ヨーロッパや日本では少し減少しています。
各地域の半導体販売状況(2024年7月)
米州: 40.1%増加
販売額: 154億1千万ドル(約2.2兆円)
中国: 19.5%増加
販売額: 152億3千万ドル(約2.1兆円)
アジア太平洋:16.7%増加
販売額: 126億3千万ドル(約1.8兆円)
欧州: 12.0%減少
販売額: 41億6千万ドル(約5900億円)
日本: 0.8%減少
販売額: 39億ドル(約5500億円)
🟦まとめ
世界の半導体市場は、2022年の低迷を乗り越え、現在回復基調にあります。特に成長を牽引しているのは、計算を繰り返すことでさらに賢くなるとされる生成AIの需要増加によるものです。
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