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『海月(くらげ)』

作詞/作曲:赤座仁

水鳥の羽根をそっと 両手で揺らしてみたんだ
今の僕にはじゅうぶん過ぎるくらいに
柔らかいその羽根は
冷たい水や空気を隔て
そこにあるはずもない温もりで包んだ
もう どうにかして
何処にでも僕は転がってしまうよ
なんとかして

マダガスカルのトカゲの王様に手紙を書いた
あの星の向こう側 遠い光から
届く大切な贈り物
銀のスプーン 飴色のティーカップ
揺れる七色の夕日を受けて
さまよう君は夢にまで見た 海月

春夏秋冬止めることは出来ないけど
まだ 急がなくていいから
星の向こう側 誰も関係ない
揺れる時間の渦に 寄り添う君は 遠い昔
呼吸しながら流れに任せた
記憶手放しで 泳ぐ海月

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