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「SDGs」について知る

「SDGs(エスディージーズ)」

「ESD(イーエスディー)」

という言葉たち

聞いたことはあっても、結局何なのか・・
教育と何か関係があるのか・・

曖昧なままになってしまいそうな言葉です。

まず「SDGs」の意味ですが、

Sustainable(持続可能な)
Development(開発の)
Goals(目標)

の頭文字を取ったもので、「持続可能な開発目標」といいます。

Goal「s」と複数形になっているのは、

「貧困をなくそう」
「住み続けられるまちづくりを」
「平和と公正をすべての人に」

というような17の目標があるからです。

この目標は、「誰ひとり取り残さない」という共通理念のもと、
国際連盟193ヵ国が達成を目指す、2016年から2030年までの国際的な目標になります。


次にESDです。
こちらは2002年に日本が提唱したもので、2013年にユネスコ総会で採択されています。

Education(教育)

for(~のための)

Sustainable(持続可能な)

Development(開発)

の頭文字をそれぞれ取ったもので、
「持続可能な開発のための教育」といいます。

ESDで、子どもに身に付けさせたい力・態度は以下の7つです。

1 批判的に考える力
2. 未来像を予測して計画を立てる力
3. 多面的・総合的に考える力
4. コミュニケーションを行う力
5. 他者と協力する力
6. つながりを尊重する態度
7. 進んで参加する態度


さて、SDGsとESDにどのような関係があるのでしょうか。
以下の文科省のサイトをもとに整理すると、

①SDGsの目標4にある「質の高い教育をみんなに」
 を達成するための具体的な手段


②SDGsの17全ての目標の実現にはESDが必要。
 →持続可能な社会を創るには、そもそもその創り手を育成しなければならないので、①で示した「単なる手段の1つ」には留まらない

というふうに関係を押さえることができます。

ここまでくると、学校教育とSDGsやESDが関わっていることにも頷けるのではないでしょうか。

さて、小学校では昨年から新しい学習指導要領での学習が始まりましたが、

指導要領の前文に、

「多様な人々と協働しながら、様々な社会的変化を乗り越え、豊かな人生を切り拓き、持続可能な社会の創り手になるようにすることが求められる。」
(文部科学省)「小学校学習指導要領(平成29年告示)」

という記載があります。

学校の学習活動で、グループワークや自分の考えを言葉でしっかり書いて発表するという活動が増えたり、評価基準が変わったりしたことにはこのような背景があります。

今回は、ひとまずSDGsとESDの言葉の整理や、学校教育とのつながりをまとめました。

SDGsについて学べる書籍などは多くあるので、興味を持たれた方は、自分に合いそうなもの(クイズ形式など色々あります)をぜひ探して見てみてください。

本の紹介、学校ではどのような形でSDGsが学ばれているのかなども、また紹介できればと思います。

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