泥土梨夢
水が降ってくる
夜想(野草)
森の奥から
呼び声
it calls your life
or
タイを正して
この制服で
濡れた樹間に入るとは
とても佳いもの
なにかに呼ばれ
呼ばれたいという欲望
希え
みちびかれていたい
この私の意思など
いらない
泥中へしずんで還らない(帰らない)
もう十分だ もうなにも求めないから、許してほしい この糸をあざやかに裁ち浮遊する その歌のなかへ 壜詰めしたらもうなにも変わらない ただそこに満たされているまま、ああ偉大なる主
ごめんなさい、ごめんなさい、ほんとうはあなた様を望んでいるわけではなかった、信仰ですらなかった、世界の再生や破滅、悲願の成就、超越する威光、なにひとつ違った、わたしは、わたしを手放してゆるされたかった、僕、信徒、従者
いいえそのうちのどれでもなく、なにもできない木偶となって、それこそを正として、わたしは正しいものとして、自我に靄をかけられるほどに請い・焦がれることができたならば、わたしはきっと、いや、もうそこにわたしは
《daydream》
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