ほんとうにただの夢日記

(やっぱりわたしは夢が好きだよ ネエ)

 下町そしてサイバーパンク わたしはわたしでおんなであるが、ロールとして男である。ん? なんらかの落語をしたじきにしているけど、翻案みたいな映画があるのだ。(なんかそれを、自分たちで上演する)まちは薄暗くて、ちらほらある娼館からあかりが漏れ出る、彼女らは「終わったあとに」なけなしの金で飯を食う、それが素うどんであれおでんの残りものであれ (たぶん、この段階で、わたしは登場しない)

 伊勢志摩にもういちどいく、という夢もみたが。箸休めですな。

 男(わたし)は下町のいかにもな江戸っ子、を、下じきにしているから(なぜなら江戸は、そして東京さえも、ここにはないだろう、ので)、口は悪い、態度はでかい、大事なのは下町、とがらがらしたネオンサイン、の消えている通り、男は開襟の柄シャツにスキニーなどをはいている。口と精神が悪い ふだんはなんの仕事をしているのやら 自営かな べつにやましいことではないはずで 近所の喫茶(カフェバーとかかな、しゃらくさい)に用があって出向くと、いつも見なれぬ女がドアの前にひとり。不遜な男なので目つきの悪さも遠慮せず(ただし、とくに、悪意や嫌悪はない。ただ見てるだけ。それが悪いんだって)観察すると(あと、この女を演じるのも知り合い。)雰囲気のある女である、裕福ではないだろう。自転車かなんか持っててもいいかも。(いいかも、とはなんだ)この時間はあかるいはずだが、明るいとそれはそれで世界観とちがうから、明るくなかったのかもしれない。

 女も溌剌としているわけでもなく、キャラ立ちするほど暗くもなく、含みはあるが様子がおかしいわけでもなく、そう、この街にいるような女なのだ。ただ雑にまとめた髪がぱらぱら顔にかかっているのがどこか好ましい。ここでなんかエピソードが発生する。大したものではないけど、二人のつながりが発生する。それだけ。女は店から出るところだったので、それが終わるとすれ違って帰っていく。男はあまり開いていない眼でそれを見やってから店内に入る。それだけ。

 店内はものが多い、観葉植物とか、いっぱいあるといいだろう 事前にいうと男には服飾だかヘアメイクだかデザインだか、そのあたりのセンスがあり、ただ、生業になっているわけでも、特に執着があるわけでもない。(こういうの、ずるい設定よ)

 (なんかこの世界、東京さくらトラムってかんじじゃない? いやどっちかというともっと近未来(の概念)か。春かつ未来。もう未来ですらないけど、未来ということばにまとわりついている私の幻想がすべてそこにあって、春ってそうなんだよな。それはスカイツリーみたいな。塔みたいな。)

かすみ往きはるは張る裳の膜のごと
針せば幕引くうたかたの夢
(唐突なtanka。)

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