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具体的視点と抽象的視点
具体的視点と抽象的視点についてまとめてみる。
概要
具体
・物事が直接に知覚され認識されうる形や内容を備えていること
・一つ一つの個別事象に対応したもの
抽象
・事物または表象からなる要素、側面、性質を抜き出して把握すること
・それらを共通の特徴で一つにまとめて一般化したもの
仕事(会社)における2つの視点
およそ仕事というのは「抽象から具体」への転換作業である
当たり前であるが求められるスキルが変わってくる。
上司と部下の関係性も抽象的視点と具体的視点が大きく関わってくるということだ。
本を読んでも変われないメカニズム
本屋にいくと必ず目に入る、
「成功するビジネスノウハウ」
「成功する人がやっている7つの行動」
「〇〇の法則」
なぜこのような本を読んでも同じように成功できないのだろうか。
ここにも抽象的視点と具体的視点が関係してくる。
「会社を辞めて好きなことをしろ」という"具体的視点"のメッセージをそのまま鵜呑みにしてしまからだと考えることができる。
本来ここでやらなければならないのは、「会社を辞めて好きなことをしろ」という具体的視点を、要素、側面、性質を抜き出して"抽象化"することである。
ユーザーからの声をそのままアウトプットしてしまうリスク
ユーザーインタビューをした。
ユーザーから「イベントの期間が短い」と言われたので、今後は「イベントの期間を長くしようと思う」
果たしてこのアウトプットは正しいのだろうか。
「期間が短い」とはつまり何を表現しているのか。
ユーザーは何を考えているのか。複数名の意見を参考に"抽象化"してみる必要がある。
まとめ
具体的視点と抽象的視点。行き来することが大切である。
「つまり何なのか」「一般化するとどうなのか」「だからどうするのか」
具体例をそのまま当てはめるのではなく、一旦抽象化し、自分のフィールドに対して具体的に落とし込んでいくことが大切である。
<参考文献>
具体と抽象 ―世界が変わって見える知性のしくみ