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【Shake it off. vol.050】 Youth has no age.

30歳を迎えてもうすぐ1年。

27、28、29歳から徐々にもう必要のないものやことを削ぎ落とす作業をちょっとずつして、30歳になった2020年に最後の削ぎ落としが待っていたように今感じています。私にとって20代前半はまさに年齢と戦っていたような感覚、早く大人になりたい(もう十分大人だったけどまだまだ子供でもあった)、仕事の出来る素敵な大人になりたいんだ、と(自分の若さを言い訳にして)年齢というどうしようもない壁と必死に戦っていた。今思うと“なんじゃそりゃ、私は何と戦っていたんだ”と言いたくなるけど、自分の想像していた“大人”とは程遠くって、毎日毎日凹んでいた。年齢に依存し執着していたそんな私が、“年齢はただの数字”と思えるようになったのはいつからだろう?やっぱり30歳を迎えてからのような気がする。




若さと年齢は、無関係だ


題名のYouth has no age.
私の好きなパブロピカソの言葉で直訳は若さと年齢は無関係だ、になると思うけど、要するに自分の捉え方次第だよねって私は受け取っている。このニュアンスがしっくりくる。
割と最近気がついた“年齢はただの数字”なんだよなということ、逆を返せば割と最近まで“年齢はただの数字”だなんて思えなかった。やっぱり20代からみた30代は別次元で、(なってしまえば大したことはないし、何ら変わらないことに気がつく)30という数字は節目感の強いものと捉えていた。
30までに、30までは、のようなニュアンスで語られることも多く、つられるように自分のことも追い込んでは焦っていたのだ。でも追い込まれた私はちゃんとここで自分と向き合おうと心に決めてそれが“削ぎ落とす”ということに繋がったんだと思っている。これにはこの時良く向き合ってくれた!と自分で自分を褒めたい。




削ぎ落とす


向き合えば向き合うほど不要なものを手放せないでいる私を発見したり、もう手にしているのにどこだどこだと探し回る自分を発見したりした。それは言葉にすると大したことではないように感じるが辛く苦しい作業で、見たくない自分を沢山見なければならなかった。そんな内面の葛藤の中、私の20代後半はライフイベントである転職や結婚、そして独立も重なって外側の変化もそれはそれは目まぐるしかったから、実は殆ど記憶がないくらい足早に過ぎ去ってしまったように思う。それを繰り返す中で迎えた30歳は、数年前の自分が葛藤してくれてたからこそ清々しく迎えられたのを覚えている。削ぎ落とす中で真実はひとつで捉え方は無限大なんだって思ったし、何より全て自分の捉え方次第だって腹落ちしたから。




私は真ん中に居たい



“調和”や“バランス”なんて20代で意識したこともなかった。偏っていれば偏っているほどクールだし、尖っていれば尖っているほど特別であると思っていた私が(書いていて笑える偏り)、30を迎えたらこんなにも変化するんだから不思議だ。なんか色々自分のことを分かってきたら、私は真ん中に居たいなんて思うようになったのだから。
ひとつの物事を一定の角度でしか見てこなかったけど、それを多方面から見るよう意識したり、絶対と結局と言う言葉を使わなくなり、だからこれじゃなきゃやだ!こっちは良くてこっちはだめ!も自然と無くなり、代わりにこれも良し、またそれも良しと思える私が今居る。(ことに自分でも驚いている)今の自分の中で真ん中に居るっていうことはこういうことなんだろう、意外と心地良い。


目の前で起きている事象、そして真実はひとつ。ただその受け取り方は人によって様々であり、それでいい。そこに善し悪しはないのだから。力のある人に無理に合わせなくって良いし、同調圧力に流されなくっていい。受け取り方は表現の源で、それを言葉や声に出し外側へ表したとき、あなたの私の表現となって、またそれらがあなたの私の世界を作っていく源になるんだと思う。
本当に自分次第、捉え方次第。
あなたはどんな世界を作っていきたい?


この1週間も素敵で溢れる日々をお過ごしください^^

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