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関係性について
くたびれた身体で、何度、溜息をついたことだろう。それでも歩き続けてこれたのは、みんなのおかげでもある。
関係の持ち方
先々週、イベント絡みのことで落ち込むことがあった。当面は店でに専念するため、hatis AOだけでのイベントに打ち込もう、と決めた矢先に。
人と関わることは甘くない。やすきに落ち度もあっただろうし、納得いかないこともあった。価値観の違いが境界線となって、諍いが起こる。
その時は本当に疲れた。関わり合いに。だが、その出来事と別の流れが、やすきを元気づけた。
翌々日に横須賀まさら倶楽部の会合がhatis AOで行われ、話し合いがあった。次のスパイス祭について。 新加入のメンバーの顔合わせもあった。辻堂で間借りカレー店をしている女性だった。
スミーさんを見ていても勇気づけられる。〈Tea Cross〉では試行錯誤を繰り返していて、すこしずつ、前に進んでいる。お客さんがいない時は店の前でチラシを配っていたり、お客さんひとりひとりに深々と頭を下げるようになった。やることをやっていて、その様子を見ていると、自分もやろう、という気にさせられる。
〈yaam〉も始動していて、内装工事を店主のオコゼ自身がやることになった。初めてのDIYに取り組んでいる。彼のきっちり仕事に、学ぶことが多かった。
もりあいくんも古着屋の物件を借り、ギアが入ってきたように見える。
周りが新たな挑戦を始めて、そこからエネルギーをもらうことが多かった。みんなは、俺もやったる、という気にさせてくれる。
たくさんの人と話して、衝突があったりは、行動している証拠だから、それはそれでいいのではないか、というところに碇を下ろせた。
価値観や考え、生き方の違いもあるし、やってみてやっぱ違ったら、お互いのために距離を取ればいいだけの話だし。執着しすぎるのよくない。
あきらめなければ
思い返すと、6月に集客が落ち込み、気力が削られていた。バイト生活の中心に戻し、体力とお金を貯めようとしたが、余計に疲れてしまっていた。簡単にあきらめず、休みを一週とって、平日は営業時間を短縮するとか、継続していればよかった。
神戸のもとすけと夏に会ったとき、「あの人はわがままやけど、他人の悪口は言わんな、と言う人のほうが信用できるよね」と話し合った。
その言葉を聞いたとき、やすきは反省した。いまも愚痴を言ってしまってるし、よくない、と感じた。
もっと自分に正直になって行動する。これからバイトもやるが、仕事は仕事なので、一生懸命やらなければいけない。その時に、ん?と思う仕事先もあるので、それはやらない。なぜなら、バイトの時間も、自分の大切な人生の一部だからだ。無碍にはできない。
協調するとしても、自分の軸が必要になる。自分が好きになった人に見返りを求めずに与える、というスタンスでいたが、結局は自己犠牲になるので、自分に余裕がなくなると出来なくなる。ペースを維持しながら、できることはする、でいいじゃないか。
それで離れていく人とは、それまでだった、ということだ。それでも関わってくれる人を大切にした方がいい。
経営者になる。そのために店を一本化する。という明確な目標がある以上、そこに向かって一日一日を積み上げていかなければいけない。頑張る、っていうのは一時的なことで、必ず反動がある。踏ん張りどころはあるが、地道に長く続けたほうが、距離は長く走れる。
で、楊木の場合、仕事はどうも頑張るより楽しんだほうが事が進む、ということがわかった。シリアスになりすぎずに、目の前のことをやっていく。考えて楽しい方に向かっていく。
人とよりよい関係を築くため、人生をよくするためには、お互いに言うことも言っていかなければならない。本当の関係性をつくるには、社会での立ち位置が必要になってくる。自分の軸を強固にする、どう有りたいか、を明確にするということ。