やっぱりパンがすき
ワタシは妹3人の4人姉妹
祖父母と同居の8人家族で育ちました
家は米農家
中途半端な敷地の米だけでは暮らしが成り立たないのは
令和の今も昭和も同じだったようで
米以外にも果物
家で食べる分の野菜
それ以外にも色々作って生計を立てていました
お米は秋に収穫し
家で食べる分は保管
それ以外は農協に買い取ってもらえます
つまりお米は無料
(まったく無料ということではないですけど)
ニヘラは毎日3食のごはんを作っていましたが
そのすべての主食はごはんでした
たま~~~にそうめんとかあったかもしれない
大晦日はお蕎麦だったような気もする
でもでも!
365日ほぼ
朝も昼も夜も食卓にはごはんがありました
日曜日にお友達のおうちに遊びに行って
お昼ごはんをご馳走になる機会がありましたが
うどんが出てきたり
歳の離れたお姉ちゃんがケチャップライスを作ってくれて
きれいにお皿に盛りつけてくれたりして
それはもう夢のような食事風景でした☺
それでもこども心に
ニヘラが毎日大量の食事を作るのを見ていて
パンが食べたい
オムライスが食べてみたい(大人になるまでほとんど食べたことがない)
などとは言えなかった
朝ごはんにサンドイッチなど
夢のまた夢笑
お友達の話を聞いて
羨ましく思っていました
8人家族なので
スーパーでパンを買うといっても1袋では足りません
当然2袋買うことになる
年寄はやっぱりごはんがいい
と言うかもしれない
米はたくさんあるのに何故パンを買うんだ
と言われるかもしれない
ではこどもだけパン
大人はごはん・・・
そういう選択肢もあるにはあると思いますが
朝の忙しい時間
それはかなり面倒なのも分かります
分かるのですが💦
ニヘラは
こどもも年寄りも好きそうなメニューを工夫する
ということもできないほど日々忙しく
考える
ということも放棄していたように感じます
とりあえずごはんさえ炊いておけばいい
あとはたくさんある野菜たっぷりの味噌汁でも作って
フライパンいっぱいに8個の目玉焼きを焼けばいい
そういう思考です
その方が楽だと思います
仕方ないとは思いますが
それでもワタシのパンに対する憧れは相当強くなっていきました
中学生になって
地元に初めてポンパドールができました
今でもあちらこちらにあるパン屋さんです
スーパーで売っている袋入りのパンではなく
トレイに並ぶ見たこともないような焼き立てのパン
一瞬で心を奪われました笑
中学生になって駅前の塾に行き始めたのですが
塾に行く前にお小遣いでパンを買うのを楽しみにしていました笑
夕ご飯を軽く食べているのに
塾が始まる前にこっそりひとつ食べました
1個を選びきれずに
何個か買って隠しておいて
翌日の夕食後
ごはんを食べた後にパンをこっそり食べていました💦
パンを食べるからごはんはいらない
そういうことが言えなかった
8人揃って毎日毎日食事をしていたので
ひとりだけパンなど
許されるはずもなかった
こっそりパンのせいで
中学生からワタシは酷く肥満体形となりました💦
こんな調子で大人になり
パンを愛するあまり
自分で作りたいと思うように
ホームベーカリーから始まり
その後は生地だけホームベーカリーで作り
自分で成形して食べたいお総菜パンやドーナツ、ピザ
息子達も喜んで食べてくれた
一時は自分で酵母を作ることにハマったり
ホシノやあこ酵母などにも手を出し
パン教室もけっこう通った
モラオのせいで体調を崩してからは
しばらくパン作りをお休みしていたのだけれど
最近また再開している
パンをこねている時間がすき
こころの中を無にして
パンだけを見つめる
パン生地の感触を楽しむ
気持ちが落ち着くのを感じられる
こんな時間がまた自分に訪れるとは
思っていなくて
それが本当に嬉しい
SNSで見かけるレシピを試してみたり
少量のイーストで時間をゆっくりかけて作ってみたり
本当にパン作りのレシピは無限
実際は指の腱鞘炎のため
長時間生地をこねるのは辛くなってきている
それでも自分の生活に合わせ
パン作りを楽しんでいけたらいい
やっぱりワタシはパンがすき