長時間労働は教員が促進している 2 しゅこうの学ぶ教員 (for teacher) 15
勤務規則または管理規約などはしっかりできているだろうか。
私はこれがなく採用されました。勤務条件の確認もせずに、説明もなく採用されていました。そのため分からないことが多く、聞く人によって対応が違っていました。当時は分からなかったが、その後規則の見直し業務をしていた所、色々不具合や不足があることが分かり、その危険性を教育事務所等に連絡しましたが理解ができなかったようです。その後時代の流れで変わってきたこともありますが、まだまだ不具合が多くあります。
この点は、担当者の解釈不足もあり、文科省との確認まで及んで始めて間違いを認めた教育事務所もありました。ただ、認めてもそれまで不当な待遇をされた方への救済や謝罪はありませんでした。
慣例や思い込みが多い
本当に多くの慣例や思い込みが蔓延しているため、今後の教育を担う方は今までの教育界の常識のズレを正して欲しい。私も改善に向けやっていますが、全国の自治体によっては温度差がありすぎて把握が難しいので、多くの方にお願いしたい。
教育実習性に対しての対応は
教育実習に来た学生が教員になりたいと思ったり無理だと感じたりしている。これは担当教員や学校の働き方によることが多い。
何気なく「後でやっといて」とか、「明日までに仕上げておいて」などと言っていないだろうか。本来であれば勤務時間内に仕事が終わるのが本当のことだが、できない課題を実習生に出していないだろうか。初めてでうまくできなく精神的にも疲れている所に、帰宅後の仕事を伝える学校もある。これでは、なりたくないと思っても仕方が無いのでは無いだろうか。
実習の成果として授業の発表が今もあるのだろうか。これは、教員を指導する立場からすれば、その教員(実習生)の技量によって目標を変えている。授業の目標を子どもが達成すればいいので、教員によって何をどのように取り組むかが違ってくる。今まで何でも同じように形だけ指導する教員を沢山見てきた。研究授業を行っても、それが身につかない指導をする教員がかなりいた。
子どもが楽しいと思える授業や教員も楽しいと思える授業を伝えてきた。授業案の形や仕組みを説明し、フォーマット化もすすめた。今ではAIによって修正もできるので、このあたりのDX化が進んでいるといいのだが。そうなっていなくても、教員の考え方でかなり時間外の労働を減らせる工夫はある。
ついでに授業研究会について、以前の経験から
以前東京にある国立の授業公開に参加して
よく授業研究会に参加していたが、あまり良くない教員がいたことを話します。研究の主題によって、どのような取り組みをしたかを紹介する場と考え、それが効果的でもそうでなくても、研究なので構わないと私は思っている。
しかし、何でも成功しないといけないと思ってる教員が、授業研究会で色々質問してくる。失敗も研究の一つである事を分かっていないため、いいことだけが発表と思っているようだ。課題に対して効果的かどうかは、すぐに分かること・1年後・数年後など継続しないと分からない事がある。事実、正しいと思われていたことがその後訂正されることは、この社会では沢山ある。それでも直ぐ結果が分からないと失敗と考えている教員がいる。理系の実験では成果など中々出ないのが多いのに、そんなに簡単に成果が出たら日本は凄い国になっていると思っている。
質問の内容も、授業の主題に沿っての研究についての質問が中心だが、関係ない質問をしてくる教員がいる。その時自分の考えを長時間に述べていた。主題に対してではないので、授業者は「参考になります」と答えてもその後も説明する教員がいた。私の研究会では、司会者が関係ない質問は切ってしまうか、別の手段で主題についての話合いに戻すようにしている。授業者が嫌な思いをしないように注意している。
それでも引き下がらない際は、コーディネーターとして名の知れた方をお呼びしているため、その方に対処をお願いすることにしている。
まとめ
教員自身が長時間労働を促進していることや改善をしていないことを意識して、これから「教員をめざしたいと思える」仕事にしたいと思い伝えています。
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