waackが引き寄せた出会い
あけましておめでとううう!
新年シーズンになって、みんなが出会いに感謝!と書いてあるストーリーを投稿し始めたからかな。友人が留学で出会って良かった人についてブログを書いて欲しいとリクエストしてきたことをふと思い出したのだ。
出会ってよかった人と言われると全員!(満面の笑み)と言いたくなるけど、それだとつまらないので。
今回は留学先で会った個人的に推している男の子の話をしたいと思う。
全ては、全く話したことのない女の子に自分がDMを勇気を出して送ったことから始まる。(自分、完全に怪しい人で笑う)
その子とはオリエンの時にあって、とりあえずインスタを交換しただけだったのだが、その子の投稿のダンスの動画がすごくレベルが高かったもんだから一緒にダンスクラブ観に行かない?と私が誘ったのだ。(荒手のナンパ怖)
予想通りいい感じのダンスクラブはなく、自分で作っちゃうこと考えてるんだけどどう?興味ある?と聞くと彼女は目を輝かせて面白そう!と言ってくれた。
後日彼女の方からDMが届きダンスに興味ある男の子がいるから今度みんなでご飯に行こう!とお誘いが。
彼はチアをやっていてKpopも好きなんだよ。
そう言って彼女が見せてくれた写真に映る彼は本当にキラキラしていて雷に打たれたような気持ちになったことを覚えている。
ゲイであることを隠すことなくありのままの自分を愛してるのがよく伝わる投稿だった。ワクワクが止まらなかった。
約束の日。
みんなでフォー屋さんで待っていると眼鏡をかけたイケメンが遅れてやってきた。
どもりながらもバズーカーのように話す不思議な人だった。
ダンスの経験はほぼない彼だったがワックの練習に結構毎回来てくれて今この瞬間を楽しんでくれた。自分の勝手な願望で謎の踊る会をしていることに対して(しかも拙い英語で教えられても困るだろうに)不安があった私にとってすごくありがたいことだった。彼と一緒にいると心地が良かったのは、私を英語が下手くそな変な外国人としてではなく純粋にダンスを共に楽しむ友人として見てくれていたからだと思う。
彼だけではない。
私の仲の良い友達はかなりLGBTQの人が多い。
推しの男の子を除いて全員見た目からは想像ができなかったので、突然友達からカミングアウトされることが度重なったときは、驚きだった(実際にはふーんそうなんだ教えてくれてありがとうってサラッと流したけれども)。LGBTQの割合は一緒でも日本はカナダに比べてカミングアウトする人が少ないだけかもしれないが、繰り返される偶然に疑問を持った。
いろいろ考えて至った結論:
waackマジック。笑
"ワッキングとは、1970年代のディスコ全盛期にアメリカ合衆国ロサンゼルスのLGBTクラブで発祥したストリートダンスである。70年代のディスコミュージックに合わせ、回転する腕の動き、ポージング、表現力に重点を置くことなどが主な特徴である。"
ワックが持つLGBTQのルーツ、ジェンダーに囚われずinbetweenな存在を認める表現。それらが今の大切な友達を呼んできてくれたのだと思う。
出会いって完全に引き寄せによるもので、偶然に見えて必然なものなんだな。と実感した。
私が彼らに友達として惹かれる理由。
それはいろんなものの板挟みになりながら人一倍物事を考えていて、本物の優しさを持っているところだ。思考がモノクロではなくグラデーションになっていた方が、いろいろなものが見えてくるし深みが増す。水の上に分離した油が浮いてるような人にはなりたくなくて、私も彼らのようなトロピカルジュースみたいな人になりたいなと思う。いろんな視点をもって物事を見れる彼らは決して誰かのことをwierdo と呼ばない。私は家族や友達に変わってる、独特だとよく言われるんだがやっぱりいい気分はしない。褒め言葉なのか、けなしているのか微妙だし、普通が何かなんてそれぞれの基準によって違う。私からしたらみんなそれぞれに変わっている。
「普通の人とか特別な人とか、平凡とか異常とか、そんなのないと思うよ。ただ、誰かと出会ったときにそれが変わるんだよ。平凡な人を平凡だと思わない人が現れる。異常な人を異常だと思わない人が現れる。それが人と人との出会いのいい、美しいところなんじゃないの?」(初恋の悪魔より)
ワックが私にくれたもの。
それは普通という枠を超えてその人自身を素敵だと心から思える、
そして偶然が重なっておきた必然的な出会いでした。
そんな出会いが今年もたくさんあるといいな。
2023もみんなよろしくねん!!
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