私にとって本の価値は、 その本を読んだ後に何を成し遂げたかで決まる
感動するドラマ、モチベーションが上がる本、心が熱くなる漫画に出会っても
「それが自分の人生にどう影響を与えたのか」
「それによって自分はどう変化したのか」
を言えなければ出会っていないのと一緒だ。
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最近「宇宙兄弟」というアニメを見た。
前に一度見たことがあるはずなのに、初めて見たかのように感動した。
"知りたいことのおおよその半分は、ネットや本を調べればわかることだ。
どこにも載ってない「もう半分」を知るためには、
自分で考えだすか、経験するしかない。"
"迷った時はね、どっちが正しいかなんて考えちゃダメ。
「どっちが楽しいか」できめなさい"
"俺の敵は、だいたい俺です。
自分の「宇宙へ行きたい」という夢を
さんざん邪魔して、足を引っ張り続けたのは
結局、俺でした。他に敵はいません。"
なんだか
挑戦したいけど、どうしても勇気が出ない時や
将来について悩んでいる時に見ると
背中を押してくれるような
ちょっと勇気をもらえるようなアニメだ。
きっと初めて見たときも同じように感動したはずなのに
数年経つと忘れてしまう
けれど
"感動した" "モチベーションが上がった" "胸が熱くなった"
例えるなら映画を観終わった後の「あの感覚」
「あの心の揺さぶり」を忘れたくない。
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私は本を読むときに意識していることがある。
私にとって本の価値は、
その本を読んだ後に何を成し遂げたかで決まると思っている。
世の中には、心を動かされる本がたくさんある。
だからこそ「いい本だった」で終わりにせず、
その本と出会えたことで
「新しいことを始めるきっかけになった」
「一歩踏み出した」
と言えるよう、実際に行動することが大切だと思っている。
そうやって行動を始めた先に、
「あの本と出会えたから今の自分がある」
と言えるようになる。
どうやらこれは本に限らず、
アニメ、漫画、ドラマ、映画全てのコンテンツで同じことが言える。
忘れたくない、心を動かす何かに出会えたとき、
それは自分が変わるきっかけなのかもしれない。