読書記録「スタートライン」

将来に漠として不安を抱えながらも、やりたいこと、やるべきことを見つけられないまま勉学に勤しむ高校3年生の大祐。
東京からの転校生、真苗に、一瞬のうちに心を奪われた大祐は、彼女に誘われて、大きな夢を実現させている人たちの講演を聴くうちに、人生を真剣に考えるようになる。
そして、ある日、ついに大祐は真苗に告白することを決意するが……。

多感な高校生のほのかな恋愛ストーリーのなかに、ちりばめられた著者の熱い想いが、読者に、夢に向かって一歩を踏み出すこと、
計画ではなく情熱をもって行動し続ける勇気を与えずにはいない傑作自己啓発小説。

喜多川 奏Official Website

「自分のやりたいことに挑戦する勇気を持った人にとっては、
未来には、今君らが考えている以上に、楽しいことであふれた毎日が待っている」

喜多川 奏 (2012) スタートライン Discover 21

「本気でやれば何だって面白い。

そして、本気でやっているもののなかにしか、夢は湧いてこない。夢はそこらへんに落ちているものではない。

夢を探すという言葉を使う人がいるが、探しても見つかりっこない。

見つかるのはせいぜい、儲かりそうな職業や、これならやってもいいかなと思える仕事にすぎない。

夢というのは、自分の内側にしかないものなんだ」

喜多川 奏 (2012) スタートライン Discover 21

ぼくが出会ったかっこいい大人たちは、みんな自分でやりたいことに対して本気でいきている。

自分のやりたいことから逃げていない。

「この道」と決めた道を歩んでいくときにやってくる全ての困難を「はい」と笑顔で受け入れている。

それによって、儲かるか、儲からないか、周りにどう思われるか、安定しているかどうかなんて考えてもいない。

「計算」ではなく「情熱」をベースに行動している。
情熱を持ってやっていることの先には、彼らなりの「夢」がしっかりとある。

喜多川 奏 (2012) スタートライン Discover 21

「いい本と出会っても、自分が何もしなければ、出会っていないのも同じだ。

いいほんと出会ったら、必ず何か行動を起こして、
この本と出会ったから今の自分がある
という状態をつくらなければならない。

そうしたときにはじめて、君にとっての、その本の価値が決まる」

喜多川 奏 (2012) スタートライン Discover 21


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