はじまり(自己紹介?)
『22歳、無職』
これが私の肩書きである。
どう言えばいいだろうか、3月に専門学校を卒業してこの間誕生日も迎えた。卒業する前に就活はしたのか?と思った方も多いだろう。
しなかった。
理由は何故か?私なら大丈夫、どこでも受かると自信、悪く言えば慢心していたから。
卒業ギリギリでも受かるだろうと思っていた。なんと浅はかな。
だが現実はそうもいかず、受けようと思っていた企業は私がようやく履歴書を書こうと動き出した日に締め切った。なぜか、そこまでショックを受けなかった。なぜなら「私なら大丈夫」と頑なに思い込んでいたから。
そして、実家に帰る決意をした。
何かバイトをしようと思っていたのだが、専門学校に居た3年間一度もバイトをしてこなかったおかげか働く事がとても怖くなっていた。
高校3年生の時、仮卒期間でやっていたバイトもパワハラ紛いの所だったのもあって少しトラウマになっているのだろうか。定かでは無いが。
4月末に地元(実家)に戻り、3ヶ月が経った。
両親は未だに私に「バイトを早く始めろ」とは言わない。だが、早く働いて欲しいな〜という雰囲気はものすごく出ている。私もそこまで察知できないほど馬鹿ではないと思ってはいるが。そのおかげで早くひとりで稼げるようにならないと両親もいい歳だし…なんて考えが毎日脳内を駆け巡っている。ノイローゼになりそうだ。
そしてこの間、地方には珍しく縫製のバイトの求人が出ていて迷わずに応募した。スーツなどのお直しという内容で、やったことは無いが専門学校で培ってきたものがなにか、役に立つかもしれないと思い久しぶりにワクワクした。そしてちゃんと証明写真も撮った。
結果、落ちた。
お直しの現場などには中途採用がほぼなのだった。
かなり落ち込んだ。
もう縫製に限らず販売系の仕事でもいいと思いその旨を母に話すと「みー、あんたはブレなさんな」と言われた。
ブレないと職は見つからないのになんていうことを言うんだ。
5月から、とある事を始めた。
アイドルの衣装製作だ。
一応学生の頃からつけ襟やヘッドドレスなどを作ってメルカリなどで販売していた。
かと言って本当に依頼があるのかと言ったらそうでも無いから、地道に着数つくってまたこれまでと同じようにメルカリで販売していくという方法を始めた。
今作っているので10着目だ。
約3ヶ月で10着。なんとまぁ遅いことで。
そして3ヶ月で売れた着数。1着。
まぁそうであろう、アイドル衣装なんてどこでも需要があるものでもないし。
だが、私は衣装だけは作り続けたい。死ぬまでミシンと向き合っていたいと現時点では思っている。
数年、挑戦してそれでも芽が出なかったら死ぬなりなんなりしようかと思う。
そんな22歳無職の備忘録としてここに書き記したいと思う。続けばの話ではあるけど。