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【ゲームレビュー】”救国のスネジンカ:Sentinel Girls2”-還ってきたディストピアシューター

はいどうもdonsukeです。
ゲームレビューメインのnoteのつもりが脇道に逸れておりました最近。
というわけで今回は、先日2024年8月27日にリリースされました、”救国のスネジンカ:Sentinel Girls2”のレビューをしていきます。

出たばっかりなので、できる限りネタバレは無しで参ります。
ちなみに、前作品にあたる”溶鉄のマルフーシャ”はクリア済みです。
加えてそちらも予めおススメしておきます。

概要

以下、Steamストアページから引用

2.5Dのドット絵で描かれたディストピア世界で
民間軍事企業社員スネジンカとなり、迫りくる敵から様々な対象を防衛します。
次第に手強くなる敵に備え、税金控除で少ない給与の手取りから
カードを購入し、キャラクターを強化しましょう。
必要な操作は「移動」「狙う」「射撃」「ガジェットの使用」だけ。

【ストーリー】
精鋭部隊「溶鉄」の兵士を姉に持つ主人公スネジンカ。
ある日突然連絡がつかなくなってしまった姉を戦場から連れ戻す為、
民間軍事企業ブルーピーコックへと入社し、様々な戦場へと向かう

といった感じ。

ディストピア世界×少女PMC隊員×ディフェンス系シューティングです。
ゲームジャンルとしては、ツインスティックシューティング。
PC操作の場合、基本wd移動でマウスエイムになっています。

100日間、襲来する機械兵(敵)からの侵攻を食い止めることが主目標です。日が終わる毎にカード形式で、自身の能力強化や武器の購入、味方の追加をランダムに選ぶことができるシステムです。

そして金欠


この辺は前作と変わらず。武器やガジェット類の追加がなされてます。
味方になるキャラクターも前作からは変わっており、それぞれのストーリーがより細かく設定されています。

難易度もメインストーリーで3つとなり、かなりプレイしやすくなっており、プレイ時間も、全実績解除の場合でも7時間強くらいのボリュームになっています。


今作の魅力

まず前提として、私は本作品は前作同様におススメです。
前作の正統進化という感じです。
その上で今作の魅力について書いていきたいと思います。

世界観と魅力的なキャラクター

いやもう、これは触れないわけにいかないです。はい。
本作の世界観はなんといっても”ディストピア”
基本的に容赦ないです。「救いはどこに…」ってなります?

機械兵を操る敵国との戦争中である独裁国家、という舞台設定。
それゆえ粉塵漂う重工業的デザイン、食事や施設が簡素にされている様子。
そして階層化された国民管理システムetc…

こういった世界観を2.5Dのドット絵スタイルで描いております。
前作に比べてよりドット絵が細かくなった感じもあり、設定も細かくなってたり。世界観がより濃くなってました。(その分メンタルダメージも増加?…)

そしてあいかわらずの”犬”


そして、キャラクター達。
やっぱり可愛い。この画風が好きなんですよ。服装も黒基調になりました。

そして経歴はもちろん、結構性格がハッキリと描写されるようになったなという印象を受けました。
コレクションとして後々確認できる内容、良かったですよぉ…
カットシーンも増えましたし。
グレーの前髪ぱっつんの子がイイ子なんじゃ(´;ω;`)ホンマ

そしてエンディング…もね。


追加されたギミック、武器

この辺の内容はPVの中で出てきてる話メインで行きますが、日数が進むとステージが変わり、ステージギミックが出てきます。
戦車の随伴支援やコンテナ備蓄エリアなど、ステージの題材に合わせてカードもしっかり変更されます。

(なんかゴジラを思い出した瞬間)

この辺、いいスパイスになってたという感想ですね。コンテナエリアなんか特に、カードを引くことが重要なゲームとしてこれが出てくるのは射幸心をくすぐるものがありました。

そして、追加された武器達ですが、なんと爆発系が来ましたよ奥さん。
やっぱり爆発は正義。加えて同じ武器種でもタイプが分かれていたのは、いい追加だったと思います。

何より試してみたくなりますし、どの武器を使うのが先に進めやすいか、このあたりの幅が出てきますので、お好み幅もいい塩梅に。
個人的お気に入りはブルパップ方式ARでしたねw

ガジェットも結構使い心地に差があるんですが、やっぱり青武器の高火力が一網打尽にしてる感覚があって良き。


プレイしやすさ

前作に比べるとかなり”周回がしやすい”ように作ってあると思います。
1周ごとに”あるシステム”が出るんですが、これを生かすことでカード選びに一定の指針ができます。

加えて、先に述べた武器の仕様なんかもカードごとに記載ありますので、確認しながらやっていけばまず詰まることはありません。
(縛りを設けたり、ガジェットを買いすぎたりしない限り)

さてさて、ポイントを一通り述べてきたわけですが、最後にガッツリストーリーの部分を感想述べていきます。
ネタバレありきの話なので、未プレイの方はプレイしてからご覧くださいね。先生との約束だぞ(`・ω・´)ゞ





ストーリー面の感想(超注意!プレイしてから見てね)


まず、「やっぱ救いは、(基本的に)ないのね…」となりましたねぇ。
こういう世界観好きですよやっぱり。
前作よりも感情的描写が強かったのも個人的に良かったですね。

前作からの続きということを考えると、マルフーシャとの対峙は「やはり来たか…」と思ったところ。
マルフーシャの台詞、前作の終わり方を知っているからこそ、ことさら痛々しく感じましたねぇ…
前作主人公の言葉でありつつ、プレイヤー目線に近かったような所が。

個人的には、デジクとクラサフカの終わり方はグッときましたね。
ぞんざいな扱いとそれに合わせようとする自分への後悔、受けた理不尽を友人に受けさせまいとする姿は美しい。

クラサフカに関しては、低反発枕の描写だったり緩い雰囲気のかわいらしさが対照的で、より内面的熱さがキましたね(´;ω;`)
個人的今作一番のキャラクターです。


さて、スネジンカとマルフーシャがどんな終わりを迎えるのか、次作に期待!ということで今回はここまで。


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