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【ゲームレビュー】”S4U: CITYPUNK 2011 AND LOVE PUNCH”Demo版

どうもdonsukeです。暦も9月になりまして、心身の不調が出る方も多い時期。例にもれず私も絶賛不調であります。
それはさておき、今回は表題の作品、
”S4U: CITYPUNK 2011 AND LOVE PUNCH”

のDemo版をプレイしましたので、こちらのレビューをしていきます。


概要

以下、Steamストアページより引用

”これは大人の愛と人生の意義を巡る現代の冒険ストーリー。2011年のマエンに戻って目の前のキーボードを叩き、人と連絡し、その依頼を受けてネット上の身代わりとなり、クライアントと自分に決断をさせてみよう。”

”キーボードを叩きネットで身替り業務の兼業をしている建築士のMikiを演じ、お金を稼ぎ、恋愛もし、なんとかマエンでの生活を安定させようとする。”

メインパート(副業)

この身替り業務というのは、いわゆるチャット代行というニュアンス。
依頼者の代わりにLINEのようなチャットの返信を行ったりするイメージです。(本作を見た感じメインはこれ)
ちょっとハッキング的な意味合いも含んでいるような?

主人公のPCを操作して、依頼者や返信先とやり取りをしていく選択型アドベンチャーゲームといった所になります。
プレイ時間はdemo版ということで約1時間ほど。

近い作品だと、VA-11 Hall-A: Cyberpunk Bartender Actionかなと。
舞台は2011年ということですが、自販機とその日のやり取りができたり(AI?)するのでサイバーパンク世界の2011年という設定になっているようです。

操作としては、キーボードメイン。テキストを実際に打ち込むわけではなく、「文字キーを打って、BackSpaceで消す」この動作を使って、選択肢を選んでいきます。
つまり、自分がそのチャットを打ち込んでいる”感覚”を味わいつつ、進行していくような感じ。


感想

総じて

はじめに結論から。
かなり所感良かったです。製品版も楽しみな作品ですね。

一日の終わりパート


今風の言い方にはなりますが、かなり”チルい”雰囲気です。
夕焼け空の雰囲気というのでしょうか?
静かで、どこか暖かく、どこか物憂げなあの時間帯を感じさせてくれます。

数世代前のPC(フロッピーの頃くらいかな?)のデスクトップ上でメインパート(チャット)が進んでいくというのが非常に良い。
普段目にする大量のアプリケーションだらけのデスクトップではなく、簡素な感じもさらに。

BGMもそれに合わせて非常に落ち着いたテイストで、聴きながらコーヒーを飲んでいたくなりましたね。

ストーリーも、チャット代行という形を通して、誰かの人間模様を知り、時にその悩みの種を解消したり、時にその人が踏み出せないことを後押ししたり。

ある意味で”やりがい”を感じさせてくれます。
あえて細かくは触れません。そこはプレイしてみてね♪


特にここがイイ

この作品をプレイする中で、一つ強調しておきたいGoodポイントが。
それは、”入力中の間”が表現されている所。

誰しも経験はあると思いますが、テキストチャット上のやり取りって、基本的にキャッチボールのスタイルですよね。
送信→返信、この→の部分がしっかり空いているんです本作。
ちゃんと「相手が入力中…」というのが出ている。

テキストベースのゲームだと、早く進めたかったり、オート再生の速度によってこの間が消えてしまったりということもしばしば。

ただ、この間がしっかり取られているために、「あ、相手もどう送るか迷っているんだな。」のような想像を湧かせてくれる。
このあたりの間の取り方がとにかく良かったです。

ここも製品版になった時に、どう仕上げてくるか楽しみですねぇ。



というわけで、雰囲気良なテキストアドベンチャーな本作、
一度プレイされてはいかがでしょうか。

製品版が楽しみな所。

ではでは( ゚д゚)ノシ サラバジャー

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