栄光なきドン・キホーテ

選挙ウォッチャーが、政界に挑む“ドン・キホーテ”たちをレポートします。 ブログ「栄光なきドン・キホーテ」(http://donquixotes.blog.fc2.com/) もご覧ください。 Twitter:https://twitter.com/donquixote2018

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2024年アメリカ大統領選挙直前レポート

 4年に1度のアメリカ大統領選挙の時期がやって来た。アメリカのみならず世界的にも注目されている。4年前に引き続き、アメリカ大統領の模様をレポートすることにしたい。  今回のアメリカ大統領選挙は空前の激戦になりそうな予感。現職のジョー・バイデン大統領(民主党)の審判を問う選挙になるが、共和党の挑戦者がドナルド・トランプ前大統領となりそうなのだ。  アメリカ大統領の任期は2期までと決まっている。従って3期を目指して立候補をすることは出来ない。そのため、元大統領が挑戦するという

    • 2024年総選挙東京都小選挙区展望

       10月15日、第50回衆議院議員総選挙が公示された。10月27日の投票日に向けて12日間の選挙戦が繰り広げられる。  前回2021年の総選挙で、私は都内の小選挙区の当落を予想していた。  結果は、個々の選挙区では予想を外したものの、議席数を見事的中させることに成功した。  これに気をよくして、今回も都内の小選挙区の予想を行ないたいと思う。  今回の総選挙から全国の小選挙区の区割り変更が行なわれている。東京都内の小選挙区も25から30に増えた。前回と選挙区が変わったこと

      • 2024年昭島市長選挙レポート

         9月29日告示、10月6日投票で昭島市長選挙が行なわれた。 ◆昭島市長選立候補者 昭島市長選挙に立候補したのは次の通り。  3期目を目指す現職の臼井伸介市長に、44歳の弁護士の田所良平候補が挑んだ。  臼井市長は前回同様に自民党、公明党、都民ファーストの会が推薦する盤石の布陣。  一方、田所良平候補は緑の党グリーンズジャパンが推薦している他、共産党が支援している。立憲民主党は前回は対立候補の黒川雅子候補を共産党、社民党と共に推薦していたが、今回は自主投票のようである。田

        • 2024年東京都議会議員補欠選挙レポート

           東京都知事選挙は現職の小池百合子都知事の圧勝に終わったが、同時に投票があった東京都議会議員補欠選挙の方は激戦が多かった。その結果は都知事選以上に、その後の政局を占う上でも大切となる。その様子をレポートする。  都議会議員補欠選挙は6月28日に告示された。補欠選挙が行なわれたのは江東区、品川区、中野区、北区、板橋区、足立区、八王子市、府中市、南多摩(多摩市、稲城市)の全部で9つの選挙区。全て定数1であるが、勝敗の予想のつかない激戦区が多いようだ。  9つの選挙区の政党別の

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        2024年アメリカ大統領選挙直前レポート

          2024年港区長選挙レポート

           任期満了に伴う港区長選挙が5月27日告示、6月2日投票で実施された。 ◆港区長選挙立候補者 今回の港区長選、6期目を目指す現職の武井雅昭区長に、新人2人が挑む形となった。  立候補者は次の通り。  現職の武井雅昭区長は自民党と公明党の推薦を受ける。  その武井区長の多選を批判して立候補したのが港区議の清家愛候補。区議を4期務めていたが、3回連続トップ当選を果たしている。もともとは民主党出身で、議会では立憲民主党と会派を組んでいた。  また、菊地正彦・元都議が前回に続

          2024年港区長選挙レポート

          2024年東京都議会議員(目黒区)補欠選挙レポート

           東京都議会議員(目黒区)補欠選挙が5月17日告示、26日投票で行ねわれた。  4月の目黒区長選挙に、都民ファーストの会の伊藤悠都議、立憲民主党の西崎翔都議が立候補して辞職したことで実施される。7月の都知事選の際に、都議会では江東、品川、中野、北、板橋、足立、八王子、府中の8選挙区で補欠選挙が行なわれるのだが、その前哨戦としても注目される。  なぜこの時期に目黒区だけ補選が行なわれるのか。公職選挙法では都道府県議員について、選挙区の定数1なら1人、定数2以上なら2人が欠員にな

          2024年東京都議会議員(目黒区)補欠選挙レポート

          2024年衆議院東京15区補欠選挙レポート

           4月16日告示28日投票で衆議院東京15区補欠選挙が実施された。ニュース等でも広く報道されかなり注目された選挙ではあったが、残念ながら年度頭で仕事が立て込んでしまい、まったく見に行くことが出来なかった。しかしながら、話題の選挙でもあるので、レポートとしてまとめておくことにしたい。 ◆東京15区の歴史 今回の補欠選挙が行なわれるに至った背景を知るためには、東京15区の歴史を知ることが必要である。  初めて小選挙区が導入された1996年総選挙で議席を獲得したのは自民党の柿澤弘

          2024年衆議院東京15区補欠選挙レポート

          2024年東京都知事選挙レポート

           2024年6月20日告示、7月7日投票で東京都知事選挙が行なわれた。結果は小池百合子・都知事の3選であったが、史上稀に見る混戦というか場外乱闘が巻き起こった都知事選だったといえる。その都知事選をレポートする。  8年前、小池百合子候補は「7つのゼロ」を公約に戦い当選した。それは次のようなものであった。  このうちゼロを達成したのは「ペットの殺処分」のみ。「待機児童」「都道の電柱」「満員電車」は数字的には改善が見られるものの、「残業」と「介護離職」については却って数値が増

          2024年東京都知事選挙レポート

          2024年東京都知事選挙告示直前レポート

           2024年6月20日告示7月7日投票で東京都知事選挙が行なわれる。現職の小池百合子・都知事が3選を目指しているが、史上最多となる人数の候補者が乱立。史上稀に見る混戦になっている。しかも、変わった候補、変な候補が次々と名乗り出ており、まさしく“珍獣博覧会”。  それだからこそ、有権者には誤った情報には惑わされず、きちんと候補者を見極めて欲しい。このレポートが都知事選の投票の際の参考になれば幸いである。 ◆東京都知事選挙立候補予定者一覧 東京都知事選挙の候補者数は2016年は

          2024年東京都知事選挙告示直前レポート

          2024年福生市長選挙・奥多摩町長選挙レポート

           このところ西多摩地区の首長選挙が相次いで実施されている。4月の福生市長選挙と、5月の奥多摩町長選挙である。どちらの選挙でも残念ながら候補者には会うことが出来なかったのだが、備忘のためにもレポートにまとめておくことにしたい。  福生市と奥多摩町の所属する西多摩地区は、かつての「西多摩郡」である。西多摩郡は1878年(明治11)に発足。当時は1町(青梅町)93村。現在の青梅市、福生市、羽村市、あきる野市、瑞穂町、日の出町、奥多摩町、檜原村を含む地域であった。当時は神奈川県に属

          2024年福生市長選挙・奥多摩町長選挙レポート

          NHKから国民を守る党をぶっ壊す!11~泥沼編~

           私は以前からこの「栄光なきドン・キホーテ」で「NHKから国民を守る党をぶっ壊す!」という記事を書いていた。「NHKから国民を守る党をぶっ壊す!10~炎上編~」を2022年6月に公開してからすでに2年近く経っている。その間にNHK党は分裂。現在は大津綾香党首率いる国政政党「みんなでつくる党」と、立花孝志党首率いる政治団体「NHKから国民を守る党」の2つが存在している。ここに至る経緯には様々な波乱があった。2年間の歩みを振り返り、今後の展望を考えていきたい。 ◆参院選公示 2

          NHKから国民を守る党をぶっ壊す!11~泥沼編~

          小西彦治の華麗なる選挙遍歴

           最近一部で注目されている人物に小西彦治氏がいる。なぜこの人が注目されているのか。それはとにかく選挙に出まくっているからである。  小西候補は2月18日投票の長野県松川町長選挙に立候補していた。その前は2月11日投票の和歌山県印南町長選挙に出馬していたばかりだ。その一週間前の2月4日投票の山形県舟形町長選挙にも出ていた。1月21日投票の長野県荒市長選挙、1月28日投票の三重県川越町長選挙、と連日のように選挙に立候補しているのである。当然ながらその全てにおいて落選している。

          小西彦治の華麗なる選挙遍歴

          2024年八王子市長選挙レポート

           八王子市長選挙が1月14日告示された。  3期務めた石森孝志市長(66)が引退。新人5人の争いとなった。1月21日の投票日に向けて激しい選挙戦となった。 ◆八王子市長選挙立候補者 八王子市長選挙に立候補したのは次の5人。  石森孝志市長は初宿和夫候補を後継指名。「初宿」は「しやけ」と読む難読漢字。さっそく出陣式で自民党の茂木幹事長が「しけや」と名前を間違えたらしい。八王子市は自民党の萩生田光一・前政調会長のお膝元だが、安倍派の政治資金パーティー裏金問題がどう選挙戦に影

          2024年八王子市長選挙レポート

          2023年江東区長再選挙レポート

           4月の統一地方選挙で実施された江東区長選挙は、自民党所属の山崎一輝都議と、木村弥生・元代議士が激突する保守分裂選挙となった。激戦の末に木村・元代議士が当選を決めた。  ところが、当選したばかりの木村区長が、選挙期間中に有料広告動画をYouTubeに掲載したことが公職選挙法違反ではないかと問題となった。また、このYouTube動画を提案したのが江東区を含む東京15区選出の柿沢未途代議士であったことも発覚。柿沢代議士は9月に法務副大臣に就任していたばかりだったが、10月31日

          2023年江東区長再選挙レポート

          2023年朝霞市議会議員選挙レポート

           埼玉県朝霞市議会議員選挙が11月26日告示、12月3日投票で行なわれた。  定数24を32人で争う選挙だったが、なかなかカオスな顔ぶれが揃い、興味深いものとなっていた。 ◆朝霞市議会議員選挙立候補者 朝霞市議選に立候補したのは次の通り。  朝霞市議会はもともと、富岡勝則市長の与党会派であった輝政会が24議席中11議席を占めていた。それが2022年12月、富岡市長の埼玉県議会議員選挙の対応を巡り、うち7人が離脱し新会派「あさか未来」を結成した。残る4名は「進政会」と会派名

          2023年朝霞市議会議員選挙レポート

          2023年東京都議会議員(立川市)補欠選挙レポート

           9月に行なわれた立川市長選挙には、立川市選出の都議2人が立候補した。そのため、立川市選出の都議2人が共に辞職。立川市は都議がいないという事態となってしまった。  その都議会議員の補欠選挙が10月6日告示、15日投票で行なわれた。 ◆立川市都議会議員補欠選挙立候補者 立候補したのは次の3人。2議席を巡っての激しい選挙戦が繰り広げられた。  辞職した都議2人の後継と、市長選にも出馬した都民ファーストの候補者の3つ巴という、市長選とほぼ同じ構図となっている。  酒井大史市

          2023年東京都議会議員(立川市)補欠選挙レポート