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私は”歩く焦燥感”

「落ち着く」ってどんな状態?だれか教えて。

私は仕事でもプライベートでも、常にいっぱいいっぱい。
人に迷惑をかけていないか、だいたいずっとドキドキしながら生きている。

人を待たせてはいけないのだ

お会計では店員さんを待たせまいと、小銭を取り出す手元が狂う。
電車に乗る時は、列の後ろの人の妨げにならぬよう出来るだけ足速に車両の奥のほうまで進む。
車の運転でも、後ろの車を気にして、前よりもむしろサイドミラーを見がち。
(結果、悪意はなくても「あおり運転」となんら変わりない状態になってしまう。これが理由で私はペーパードライバー)

小心者を長いことやっているので、無意識下でもどこか急いでいるらしい。
特に焦っているつもりがなくても「そんなに急がなくても」「ゆっくりでいいですよ」と言われがち。

だから、焦っていることを自覚しているときというのは、
側から見たら、焦っているなんてレベルではなく、もはや取り乱しているように見えるのだとか。

優しい声がけに逆ギレ

「ゆっくりでいいよ」と言われるのはまだいい。
焦っている(ように見えた)自分が恥ずかしいけれど、その声がけは好意として受け取れる。

でも「落ち着いて!」と言われるのは、本当に本当に頭にくる。

例えるなら…
井戸へ落っこちそうな子供が目の前にいて、助けようと駆け寄ったら
「いい歳の女が走るな!みっともない」
と怒鳴られるような。

(「井戸」やら「女が走るな」やら、ずいぶん時代錯誤な例になってしまった。もっといい例えがあるはずなんだけど。。)

だから「落ち着いて!」と言われるのは心外ったらありゃしなくて、
こちらとしては「ここで焦らずにいられるか!バカ!」という気持ちと、見透かされた恥ずかしさと。

前に会社の先輩に言われたときには
「それってどういう意味ですか?私に落ち着きがないということですか?急いで対応してなにが悪いんですか」
って、激しく噛み付いてしまった。
逆ギレも逆ギレだ。先輩、その節はすみませんでした。

カフェも落ち着かない

カフェでも、席が空くのを待つお客さんがいないかどうか気掛かり。
だから空いている時間帯に利用する。

一方、個人店は空いていたとしても、一人では利用しづらい。
お店の雰囲気を壊しているのではないか、客単価の低い客だとオーナーが迷惑するんじゃないか、早いとこ飲食を済ませてお会計して帰らなくっちゃ、という気持ちでジッとしていられない。

ちなみに今は、午前7時のチェーンの喫茶店でこれを書いている。
ガラガラです。でもなんだかそわそわするので、書き終えたら移動しよ。。

リラックス?なんそれ

思えば、心から落ち着いている時間が、これまでの人生でどれだけあっただろう?
メンヘラ気質の私だけれど、幸い睡眠は深いから、
本当の意味でリラックスしているのはベッドの中だけか。

タバコを吸うようになってすぐの頃、吸った直後は深く落ち着くことができた。
でも耐性がついて、本数が増えると、
今度は何本吸おうがずっと落ち着かなくなってしまった。

子供の頃はどうだったかな。
小心者だったけれど、今ほどひどくはなかったかしら。
けれどせっかちな母に、なにかと「早く!早く!」と急かされて辛かった記憶がある。
そう考えると、心からリラックスして落ち着いている状態であることなんて、起きている時間のうち、どれだけあったろう。まったく記憶にない。

”歩く焦燥感”の幼少期

何をするにも人より少し遅くてこだわりが強い気質。
学校でも、図画工作の作品づくりや、体育のマラソンで、人より遅れを取っていて。
人より早く済ませられることって、給食を完食するくらいだったかも?
ゆっくりマイペースタイプなら「わたしはわたし」と堂々としていればいいものを、
「どうして私は他の人と同じようにできないの?」と悲嘆していた幼少期。今もか。

相手が「遅い!」と怒る顔を見たくないからか、
次第に人の顔を見て話すことも難しくなっていったっけ。

タバコ・違法薬物以外で、これをどう解決しようか。
ずっとその方法を探している。

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