鼻を焼いて炙りマグロが残った話
皆さん
鼻焼いてますか?
僕は一昨年ぐらいに焼きました。
鼻を焼くというのは鼻炎とか花粉症の治療の事です。
レーザーで鼻の粘膜を焼いてアレルギー反応をバグらせて鼻水とか止める荒療治です。
アレルギー反応がバグなんだけど
かれこれ万年鼻炎の王に君臨していますが放置しすぎて頭痛が止まらなくなった時がありました
鼻炎から頭痛に繋がるんですね
内科に行ったら頭痛とかそういう以前にまず鼻詰まりすぎでしょ君みたいな事をいわれアレルギー性の薬を飲み続ける生活が始まりました
で、2週間に1度ぐらい薬がなくなったら耳鼻科に行ってたわけですが
耳鼻科がお客さんで鬼混み煮込み
特にキッズがおおい。小児科みたいな。自分も子供の時からずっとアレルギーやらアトピーやらで通ってるので慣れてるわけですが
大人になってからまた再度通い始めると待ち時間が不毛な気がしてならなかったんです
アトピーもそうなんですが特効薬とか無いので基本保湿とかして抑えるぐらいしか対処法がない。
とか言い始めるとアトピー商法で胡散臭い奴らが寄ってくるので近寄ってきたら滅ぼすぞ
で鼻炎も基本抑えるな訳ですが薬飲んで点鼻薬して抑えると。でこれ一生するのかと。一生してる訳ですが
で調べてたらレーザー治療なる物があるじゃないですかと
もっと本格的な手術的なのもあるのですが高いし怖いのでスルー
たぶん死ぬ
でレーザーの価格は1万円でまぁ安くはないけど1万でこの鼻水が止まらないとか鼻水滝太郎にならなくて済むのであれば安い買い物だと
そう思って医者に行ったわけです。なんかとりあえず調べて一番上に出てきた医者に行きました
で実際治療が始まる前に先生から色々説明ある訳です
そりゃそうだ。ノータイムで鼻にレーザー照射されたら堪ったものじゃない。こちらも色々仕様を把握したい所だ。
いやほら痛いとか痛くないとかそういう奴
まぁ怖くないんだけどさ
大人だしぜんっぜん怖くない
僕「え?痛いんですか?どのくらい痛いんですか?レーザーってなんですか?死にません?」
先生「死にません」
僕「良かったです。で、痛いんですか?レーザーってビームライフルみたいな感じですか?もしくはライトセーバー的なやつなんですか?」
先生「そうですね・・・よく言われるのは小学生高学年なら耐えれると言われております」
ぜんっぜん分からん。小学生高学年ってなんだよ。痛さレベルが分からん。
じゃあ小学低学年は死ぬってことでよろしいでしょうか?
僕「ほわぁ・・・え?それはどんな感じの痛さなんでしょうか」
先生「レーザーの説明を致しますと昔はですね、本当に熱した金属を粘膜に当てて焼くみたいな手法だったんですね?」
僕「拷問じゃないですか」
先生「それしかありませんでしたから。今はですね電子レンジのような感じになりまして」
僕「チンされちゃうんですか。僕の鼻」
先生「チンはしません。なので従来の手法よりもより痛みは少なくなってはいます」
僕「え?じゃあ痛くないんですか?」
先生「高学年は耐えれる程度には」
だからそれが分からないんだよ
僕「はぁ・・・。いやまぁ拷問されるよりはマシな感じはします」
先生「で~1回で100%治るとかそういう治療ではないわけなんです。1回目は30%ぐらい症状が抑えられると、2回目は良くて60%抑えられると」
僕「100%はいかないと」
先生「そうですね。人の粘膜は再生してしまうので。それも個人差はあります。花粉症シーズンは乗り切れますね。」
僕「う~ん。いやまぁ抑えられるならやりましょう」
先生「はい。では今回は1回目という事で。2回目するかどうかは1回目の効果を見てから決めましょう」
僕「わかりました」
そうして処刑台に連れられていき鼻の中に吹き付けるタイプの麻酔をした。
麻酔は鼻を通って口に出て来て吐き出すのだが
クソまずいし舌も痺れる
鼻の感覚もない
麻酔が効いているという事だろう
そしてレーザー器具なるものが取り出されそれを見たら帰りたくなった
くの字に曲がった細いストローみたいな先端が真っ赤に輝いていた
え?焼く奴じゃんそれ。確実に焼く奴ですよね?帰りたいのですが。完全に焼けどする。大けが。そんなもん人の鼻に突っ込んで良いわけがない
処刑台に拘束されてる僕は逃げる事もできず歯を食いしばり、両手を合わせて胸の前に持っていきマリア像に拝んでるかの如くのポーズになっていた
先生「は~い1分間照射しますね~カウントしま~す」
チュイーンという甲高い音がしてそれが僕の鼻にお邪魔する
いでででっでででええええええ!!!!!!!!
痛い痛い痛い!おい!ふざけんな!クソ痛ええじゃねぇえかあああ!
やめろおおおおおおお!おおおおおおおい!おいってば!
先生「さ~ん」
さん?え?まだ3秒?三秒のさ~ん?ごじゅうさ~んではなくて?
先生「よ~ん」
死んだわこれ。完全に死んだ。意識ある状態で麻酔してこの痛さかよ。いや無理だわ。
お父さんお母さん僕を育ててくれてありがとう。
どうやら僕はここまでのようだ。鼻を焼かれて死ぬようです。
死因はレーザーなのでカッコイイと思います。
てか痛い。全然死なないし痛いし長いし完全に拷問。
1万円払って拷問受けに来たんだ僕は。完全なドM。現代に法的にゆるされてる拷問の1つだ。
どういう感じの痛さとかいうとマイナスドライバーを鼻の奥に思いっきり突っ込まれ続けてる感じ
ぐぐぐっていう感じで超絶いたい。ジリジリやかれてるとかそういう感じではなくて。ただただ激痛。
途中意識は飛びかけていたが歯もガチガチいわせながらレーザー照射の刑を受刑しおわった。
涙も止まらんし、鼻水も止まらんし冷や汗ドバドバでるし完全に異常状態。
ようやく終わった。
先生「大丈夫ですか~?ではもう片方も行きますね」
ふざけろ!今の痛みもう1セットやるの!?分からない時の痛みと痛みを分かった時上で食らう痛みどっちが痛いと思う!?
圧倒的に後者だよ!
俺の脳に!遺伝子に!シナプスに!確実に避けるべき脅威という情報をたった今記憶した所だよ!
動物が炎を恐れるように俺はレーザーを恐れるようになった所だよ!
それをもう1度やるっていうのか先生よぉ!慈悲はないのか!
先生「は~い行きますね~」
チュイーン
もう全く同じ痛みが押し寄せてくる。知ってるこれ。さっき右側がやられた痛みとおんなじ痛み。
この痛み覚えているぞ
悲しいかな全然慣れない。
激痛。クソ痛い。
どんな痛さかというとプラスドライバーを鼻の奥に思いっきり突っ込まれてる感じの痛さ
大の大人が歯を食いしばって何かに拝みながら汗と涎と涙と鼻水を垂らし続ける地獄絵図があるだろうか。
小学生高学年が耐えられる?
いや死ぬはこれ。途中で絶命すると思うよ。
それでも無慈悲に丁寧に片方の鼻も焼かれた
先生「は~い終わりました~」
僕「げっほっげほ!あ、あ”り”がと”う”ござい”ま”じ”だ・・・」
先生「は~い待合室で待っててくださいね~。しばらくは鼻水は止まらないと思います。痛みも数日たてば引きますからね。痛み止め出しておきま~す」
僕「あ”、あ”い”」
ぐちゃぐちゃの状態で待合室に行って汗も止まらない状態ですぐさま呼ばれ1万を支払い受付のお姉さんにありがとうございました~と言われて帰らせられた。
放心でかなり危険な状態だったと思う。普通すぐ返すか。しばらく経過を見守るとかそういうやつあってもいいのでは。
それでも過ぎ去った事なので喉ぼと通ればなんとやらだ
がずっと鼻が焦げた匂いがつく
焦げたというか香ばしいというか。嗅いだことあるというか。
あれだ。炙りまぐろだこれ。
完全に炙りまぐろが鼻の中になる状態だ。
何食べても香ばしい
白飯食べても炙りマグロ
ラーメン食べても炙りマグロ
ためしに炙りマグロ食べても追い炙りマグロ
炙りマグロとの生活始めました
続いて2日だった
で重要なのは効果だ
最初の数日はむしろ鼻水がでると言われてた
その通りだった
っでその後はというと
たいして変わらなかった
何週間があとに医者にいって
先生「どうしましょう。2回m
僕「しません勘弁してください」
先生「はい」
はい
終わりマグロ
100円でも入れると新作が1週間以内に出るガチャです