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1.1政治への影響度

この章では、統一教会をまず社会的に位置づけます。

80年代の霊感商法、90年代諸島の芸能人の集団結婚。
それ以来まったくメディアで取り扱われることがなかったが、2022年7月8日の安倍晋三元総理銃撃事件をきっかけとして、再びメディアで大々的に報道されるようになった統一教会。

はたして統一教会はカルトなのか、その手法はマインドコントロールなのか。
その疑問を突き詰めます。

また、そもそもカルトとは? 宗教とは? 洗脳・マインドコントロールとは?

そうした根本的な問いがなされるようになったのは、日本の社会においては、1995年3月のオウム真理教事件以来のこととなります。
その時書かれたさまざまな著作の知見を元に、オウム真理教を補助線の一つとして用いる分析も行います。

1.1 政治への影響度

この項目は、次の重要項目である
1.2 今統一教会・カルト問題を問うことの社会的意味
の枕として位置づけるために、特別に設けることにしました。

統一教会と自民党の関係を詳しく説明すると、丸々1巻できてしまうくらいの分量になるので、ここでは特に重要な以下の4点から、簡単に述べます。

①選挙における信者による選挙投票
②選挙における信者による選挙支援ボランティア活動
③信者・シンパである国会議員の影響
④自民党総裁選における信者の動員

それぞれ順番に詳しく説明します。

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