見出し画像

ストライキの勝者になるためには

割引あり

何よりも、共感者を多く集めることが肝要だ。
ジェットスター・ジャパンの場合は、どうか?


現状の再確認(2023 12/25 14:00時点)

 ジェットスター・ジャパンの労働組合「JCA」は、
12月1日から「ソフトストライキ」、12月22日から「ハードストライキ」に突入しました。それぞれの内容は下記の通りです。

ソフトストライキ… 会社からの「勤務変更依頼」を拒否する。
12/1~

ハードストライキ… 指名ストライキ(※)
12/22~

https://jca-jjp.com/2023-11-29-jca%e4%ba%89%e8%ad%b0%e4%ba%88%e5%91%8a%e9%80%9a%e7%9f%a5%e6%9b%b8/

※指名ストライキ…
 組合が指名した重要職の人物のみがストライキすること。

 たとえば、飛行機ではパイロットがストライキすると、いくら客室乗務員が仕事をする意志があって出勤しても、仕事ができない。
 しかしながら客室乗務員は会社の指示に従って出勤しているので、会社には賃金を支払う義務が発生する。

 理論上、 少ないコストで全面ストライキと同じ効果を生み出せる戦術。

(もちろん「客室乗務員がストライキしてパイロットは出勤する」、
「搭乗クルーは出勤したが整備クルーがストライキして機材が無い」
 といった様々なパターンが考えられる。 輪番実施することで 
特定の職種・人物だけ賃金カットが集中することを避けられる のが、
指名ストライキの利点であると言える)

※12月21日のストライキ直前の団体交渉(2時間40分)を、11分に要約した動画を投稿しました。そちらも参考にしていただければ幸いです。

ここから先は

5,270字

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?