太陽系第三惑星Ⅱ #毎週ショートショートnote 【行列のできるリモコン③】
M77星雲の中心部にあるイリヨテ星の大学研究室
そこでは危険性のある文明が生まれていないか調査研究されている
教授:太陽系第三惑星のその後の状況はどうなんだい。
学生:それが、新型のウイルスを散布した後、3公転したあたりから、効き目が弱まっています。
教授:それじゃあ困るよね。
学生:ハイ そこで新しい装置を開発しました。
教授:ほう それかい。
学生:ハイ これで太陽系惑星群を直列させようと思っています。
教授:惑星直列? 以前、効果が無いと報告があったはずだが。
学生:ハイ この惑星の50公転ほど前に一度試しましたが、一部の混乱だけでした。そこで、この第三惑星だけを太陽の反対側にしてみようと思います。
教授:そんなことで効果はあるのかい?
学生:ハイ この惑星の生物は未熟で「孤独」に耐えられないとの報告があります。
教授:なるほど、この惑星だけを「のけ者」にしてしまうんだね。
教授が見守る中、学生は「行列のできるリモコン」を太陽系に向けた。
・・続く(かも)・・
(416文字)
青春と言えば学生時代
卒論の実験で色々苦労したことを思い出します。
たらはかに(田原にか)さんの「毎週ショートショートnote」に参加しています。
今週は【行列のできるリモコン】のお題で【青春の香る】内容で
ナント!3作品目の投稿です。
「太陽家第三惑星」は、今年最初に投稿した作品ですが、続編を書きたいと思っていたところ、「行列」という言葉に「惑星直列」が浮かび、教授と学生のやり取りでⅡとして仕上げてみました。
「太陽系第三惑星」はコチラ
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