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黒幕甲子園    #毎週ショートショートnote

40度越えが当たり前となった中で、全48試合を安全に行うためにドーム球場となった甲子園球場。
 
第150回全国高校野球選手権大会の決勝戦は、地元兵庫県代表のH高校と西東京代表のW高校の対戦となった。
試合は8回まで0が並んだ投手戦。しかし9回表、死球からの盗塁に送りバントを絡めて外野フライでW高校が1点をもぎ取った。
 
そして9回裏、このままでは終われないH高校は、代打攻勢をかける。
コーチャーズボックスから激を飛ばし続けていた3年生の主将、中村の名前が告げられた。
 
「よっしゃ、ここで下ろしまひょ。」
声が発せられるや否や、観客の前に黒い幕が下りてきた。
ここからは特別料金となる。
 
この黒幕は特殊素材でできており、専用ゴーグルを装着することで僅かな光を増幅し観戦可能となる。
 
甲子園球場をドーム化するにあたり膨大な費用をどうするか。
その答えが「黒幕甲子園」であった。
 
黒幕にある修理部分は、タイガースファンによるものであることは言うまでもない。

※420文字※


ドームの様子を書いていると、最初かるく500文字越え
削って削って完成
今後の暑さを考えると、甲子園球場はドームにするしかない気がします。
ほんとは、黒幕なんかしなくても建設費用は大丈夫なんでしょうけどね!

たらはかに(田原にか)さんの
毎週ショートショートnoteに参加しています。




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