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夜からの手紙   #毎週ショートショートnote

ある日、
神様の下に「夜」からの手紙が届きました。
「闇の世界に生きるのに疲れました。」
 
静かな眠りの為に「夜」を作った神様は同情し
「では、少しだけ明るくしてあげよう。」
と言いました。
 
次の日
暗くなり始めた東の空に
真ん丸な「お月様」が上ってきました。
 
暫くして
神様に「お月様」からの手紙が届きました。
「いつも同じ顔でいるのに疲れました。」
 
そこで神様は、
「では、30日ごとに右や左を向くようにしてあげよう。」
三日月になった「お月様」は嬉しそうです。
 
気分を良くした「お月様」は、神様にチョット無理なお願いをしました。
「皆みんなをびっくりさせたいなぁ。」
 
優しい神様は、そんな「お月様」の願いも叶えることにしました。
 
ある満月の夜
地上は驚きの声で溢れていました。
「あっ!お月様が欠けてきたよ。」
 
地上には、
突然の月食に驚きの声が溢れています。
 
「お月様」は嬉しくてニッコリ笑いましたが、誰も気が付きませんでした。


【405文字】

珍しく、あっという間に仕上がりました。
自分に、こんなメルヘンチックなお話が書けたことにもビックリ。
 
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