【ええねん会議】 #毎週ショートショートnote裏お題
あれはダメ
これもダメ
それはダメ
どれもダメ
近代社会では、長く「ダメダメ時代」が続いている。
別名「あかんねん時代」
なぜか人類には、「してはいけない事」をしたくなる遺伝子が組み込まれているようだ。
幼少期、玩具を投げ飛ばし、片付けの出来ないことを叱られながら、社会の一員として生きて行く術を身に着けてゆく。
しかし、成長するにつれ、巧妙に「ダメ」な事を行うようになってしまう。
その為、社会秩序を維持するという大きな名目で作られたのが、国民が守るべきルール、法律だ。
そう、現代社会には多くの「あかんねんな事」を定めた法律が存在する。
そして、その多くには罰則が設けられている。
これらの決まり事を作るために、多くの時間と労力が費やされているのだが、本当にこれでイイのだろうか?
私は、国会で次のような議論が行われることを願っている。
あれがええねん
これもええねん
それをしたらええねん
どれもしたらええねん
いつか「ええねん会議」になればええねんのに、と。
(415文字)
これを書いていて、何十年も前に観た映画を思い出しました。
悪いことを決してしない。裏切ることなんか絶対しない。相手の全てを信じている。そんな、法律なんて必要のない世界で生活している異星人が地球人と出会うストーリー。
なんていう題名だったかは、まったく思い出せません。
たらはかに(田原にか)さんの#毎週ショートショートnoteに参加しています。
今回も、裏お題に参加