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怒りのお焚き上げ

今年ももうすぐ終わりですね。

毎年言ってるけど年明け頭ごろの記憶があまりない。ももクロのかなこちゃんと堂本剛が結婚したのが今年一月だったと知って驚いたくらい。もっと前だと思っていた。

思い通りにいくこともあればいかないこともあるのが人生で、なんなら思い通りにいかないことが大半だったけど、それでも12月下旬の今はなんとかなってるし、終わりよければ全てよしと言える位置に(かろうじて)いられるのが救いかなと思う。


今年春に閉店した地元の本屋andレンタルビデオ店。何かあるとここで買ってたから今更寂しい。
もっと色々買っておけばよかったね…



今年は恋人と一番大きな喧嘩をして4カ月くらい距離を置いたのが今思い出しても今年一番のハイライトな気がする。いや普通ハイライトってもっといい思い出とか輝くような出来事を言うんでしょって感じだけど、あの時間は自分にとって必要な時間だった。
本気で別れた方がいいか考えたし、衝動的に切り出しそうになったけど、占いや自分自身の見直しを経て、ようやっと喧嘩する前の状態に再びなれた。


一緒に見に行ったナガノ展。


この時はまだかろうじて仲良かった



自分が相手に甘えていたこと、自分の中の世間の常識と相手や自分をずっと比べていたこと、“普通”にあまりに囚われすぎていて本音が見えなくなっていたこと。
今もそれは完璧に治ったわけじゃないし、距離を置いていた春~夏の間に書いていた「自分見直しノート」は最近鞄の奥底に眠ったままになってるけど(w)、伝える事を恐れず伝えられて、感謝の気持ちを持てるようになったと思う。ほんの少しだけだけどね。

相手の考えていることもおおよそわかったし、今までとは違って深いつながりを持てる人だということがわかったから不安も消えた。占いって、バカにする人もいるけど私は受けてよかったなと思う。それを聞いただけですごく安心したからね。


今まで自分は嫌!って思ったことは我慢できなくて、その環境から脱するかいきなりぶちっと縁を切るかという風に生きてきたんだけど、今回は嫌と思った気持ちと向き合うという事が生まれて初めてレベルで出来たかもしれない。もう32になるというのに笑(←もはや自分で笑わんとやってられん)


誕生日に買ったケーキ。本当はデートしようと計画してたけど会わなくなったから1人で買って食べた。
まぁこういう贅沢も今のうちしかできんかもしれんしな
色々願掛けした東京大神宮。
でも距離置いてたからこそ1人旅行ができていい息抜きになったと思う
また東京旅行したいなぁ




さて対恋人にある気持ちや考えは落ち着いたものの、実はずっと前からくすぶっているある一つの怒りがまだある。
今回のnoteはそれを公に文章化して、恨みつらみをここでセルフカウンセリングのように向き合いつつ成仏させていきたいと思う。
要はお焚き上げです。
今年捨てたいものは今年のうちに。(長いしネガ多めな話なので余裕のある時に読んでね!)


友達と植物園行って写真たくさんとった。
かぐや姫がいるよ



具体的にいうと、前務めていた職場での事だ。
地方の中でも田舎に近い地域で、中小企業の小のレベルにあたる小さい会社だったが、私は根本的にここの社長と合わなかった。
価値観の相違というよりは、人として見下していた。ハッキリ言うが、尊敬できるところが一つもなかった。
今まで働いてきた会社の上司たちは、経営者としての行動に疑問を持っても、考え方で納得する部分やそれなりにすごいと思えるところがあったが、前の会社の社長は知れば知るほど嫌な所しか目に入らなくなった。(具体的に書こうとしたけどマジでただの愚痴が止まらなくなりそうだったのでやめた)
とりあえず社長としてあまりにも器が小さいと感じるしかできなかった。

うっすら嫌だなーという気持ちを抱えて、でも外面では出さないように距離を保って振舞ってきたが、とある一件で心の中のガラスコップから液体があふれ出た。
社長自身の好き嫌いで従業員を解雇したからだ。そこはいわゆるワンマンで、社長以外の従業員は私含め5年も働いてない人たちばかり。まぁこれだけでなんとなく察する方もおられると思うが、とにかく人の入れ替わりが激しかったんだと思う。(確か私の前任も半年もたたずに依願退職したはず。退職理由が潔すぎて私も見習えばよかった)
その事実を聞いた時、今まで積み重なってた諸々も合わせて自分の中で糸がプツーンと切れてしまった。
それからはその気持ちが顔にも出ていたと思うし、態度にも出ていたと思う。すべてが嫌で仕方なくて早く辞めたいと願うばかり。あれがあと2カ月くらい続いてたらなんらかの病気になってたと思う。
社長にも怒られたりしてさらにイライラは増していた。

結局言い出してから1か月ほどでやめられたけど、しばらくそのくすぶった気持ちがずーっと胸の内にあった。新しい職場で仕事してからもずっと。


夏に行ったプール。10年ぶりくらいに新しい水着買ったけどまだボディがだらしなすぎる。精進します




おそらく、それはその時感じていた不満やイライラを思いきり本人にぶつけられなかったことによる「くすぶり」だ。
最初に“怒り”と書いたが、大半は悔しさも混じっている。辞めさせられた人たちの気持ちも、私が勝手に想像して背負っていたのもあり、許せなかった。一言いいたかった。誰のせいでこうなってんだ、おめーがアタマなんだからおめーが責任とって最後までやれや!って。


私は今まで一度も喧嘩という喧嘩をしたことがなく、うまく自分の気持ちをぶつけられたことがなかった。
だから、そこでいっそのこと啖呵でも切ってやめてやればよかった!!と思う。
実際過去働いていた職場でも、「前の会社、社長と喧嘩してやめたよ~」と言っていた人もいたし、それくらいしてよかったなマジで。

喧嘩なんてしない方がいいんだろうけど、でもやはり自分の気持ちをバーン!とぶつけあうような、殴り合いの喧嘩って、一度はした方がいいんじゃないかと思う。人って。

秋はたくさん月見食べられた
ノーマークだったけどコメダの月見がかなり美味かった。


話が逸れたけど、本当にやめて2年近くたってもまだ沸々と湧き上がってくるのが嫌で、夏の間にした自己理解をしようと思った。
結局自分自身も悪いところはあったので、全面的に批判できるわけではない。
この気持ちが消えるためにいろいろ考えてもどうしても復讐的な方向に行ってしまうので、
私がした判断はというと

『あの職場に転職したことが間違いだったと認める事』
『あの社長はアダルトチルドレンでありかわいそうな人』


と思う事だった。

1つ目は、転職したのがコロナ禍の2020年だったこともあり、求人が少ない中で唯一自分のスキルを活かせそうなところだったから。でもそもそも探す条件から間違えていた。
自分はデザインの専門卒で、そのスキルを活かせる仕事に就かないとダメだと強迫観念のように思っていた。でも全然そんなことはなくて、なんならデザインの仕事はあまり向いていなかった気がする。自分の特性を理解していなかった。(そもそもやる気がなかったというのもあるかもしれないが)

二つ目は、社長が身内と仲が悪く、ちゃんとしたまともな愛情を与えられてこなかったんだと思っている。実際多方面に対して愛というものがないような対応が多かった。
経営者としてより、人として欠陥だらけな人だったんだ、かわいそうに、ずっとそのまんまなんだろうな…と思ったとたん、なぜかスッと軽くなった。

今もたまに思い出し怒りが襲ってくることがあるんだけど、そんなときはこの二つを思い出したり、ぶつけなかっただけ私は大人の対応をした(実際どうかわからないが)と自分をほめるようにしている。人のために怒れるってホントお人よしだなー自分、とも思う笑
反面教師にして私はあいつのようにはならないと今取り組んでいることに全力を注いだりもしたけど、私の場合まだこの変換がうまくなくて、持久力が足りないから私は怒りをエネルギーにするのは違うのかもしれない。これは人それぞれだからけなされるとやる気がわく!って人はおススメかもです。


最近はご褒美のご飯何食べるかでモチベを上げています





今日noteを更新しようと思ったのは、いつも読んでいるnoteのブロガー?の方が、
〈辞めることが決まってる仕事なのに日に日に怒りがわいてくる。でもこの先どこで働いてもいずれはこうなってしまうとしたら、怒りは職場ではなく私自身の問題〉
と言っておられて、つい自分の最近まで抱えていた思いととてもリンクしたからだった。


最近Twitterで、


〈あなたの居場所はここじゃないって所ではわかりやすく嫌な人や嫌な出来事があったりする〉


という呟きを見てまさにその通りと思った。
この怒りも、本来正しい居場所にいれば抱かなくていい感情だと思う。実際二つ前の職場ではイライラしたこともあったけど、いざ辞めて数年たった今思い返したら楽しいことしか出てこない。

自分の怒りの正体がわかっているなら、その怒りは出るべき時しか出ないから大丈夫。
もし休みの日に歩いているだけでイライラや怒りの感情に支配されるとかであれば大体ホルモンの影響なのでそれは然るべきところで診てもらった方がいいです



とまぁ、約2年ほどモヤモヤしていた自分の気持ちをようやく文章にしたけども
もっと普段から自分の気持ちを日記に付けてたりSNSでも呟いていたら、もっとヒントを見つけるのは早かったかもしれない。日記をつけてる人はそういう強みがあると思うのでぜひ続けてほしいし、それこそが自分を救うと思います。

みんな、違和感を抱いたら早めに名前を付けてあげような!じゃないと迷子のふりして徐々に巨大なモンスターになって心を奪われてしまうぞ!お姉さんとの約束だ



屋根のてっぺんあたりに般若のような顔がある




気持ちをスイッチを押すようにパチッと切り替えられなくても、毎日は続いていくから
グラデーションのように日々の変化を楽しんでいきましょうね~~

今年の写真を合間合間に挟みながら振り返ろうと思ったけどあまりにも多すぎたのでまた総括記事あげよーっと。



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