【180】休め
疲れを取りたい。
そんな人たちが
渦巻いているこの国日本。
働きすぎと言われる国で
休みの少なさが問題視され
働き方改革という
言葉が存在するほど
日本人は休みの存在を
重要視している。
そもそも
休日出勤という
言葉がある時点で
日本人の働き過ぎ度の
高さが伺える。
そんな休みが少ない現代人に対し
休めと言われるイベントがある。
それは
体育だ。
体育の号令で
「休め!」と言われたことは
ないだろうか?
学校毎の教育法で
多少の違いがあるかもしれないが
オーソドックスなものは
両手を後ろで組み
足を肩幅程度開く
あのスタンディングスタイルだ。
一つここで唱えたい。
それは果たして
休んでいるのか?
本当の休めなら
寝転がる者もいれば
その場に座る者もいるはずだ。
それを
「休め」と言われながら
型にはまったものしか
許されないことを
果たして休んでいると
言って良いのだろうか?
他にも号令には
「休め!気をつけ!礼!」
などの休む間もない
よく分からないものも存在する。
要は学生時代から
植え付けられた
変な作法により
大人になっても
休みが少ない国で生きなければいけない
象徴的行為と言えよう。
真の休めとは
なんなのかを
学生時代から
錯覚させることなく
過労を防ぐような
世の中に
なってほしいものである。
休めについて
正当化し
論破できる方は
かかってきてほしい。
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