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「どんぐりランド」を作ります!!

戦前の日本には、多くのブナ科(どんぐりも含む)の木が自生し、動植物の多様性が見られました。


ですが戦後に木材が不足し、拡大造林施策により、成長の早い杉や檜などが植樹され、木材としての価値の低いブナ科(どんぐりの木も含め)は、伐採されていきました。



その結果、自然災害が増加し、森に住む動物たちの餌はなくなりました。
そうして、動物たちは危険な人里まで降りてこなくてはいけなくなったのです。

動物が食べたと思われる完熟南高梅の種


ひとたび人里に降りてきた動物は、「獣」として認識され、目の前に現れれば駆除される対象になります。
原因を作ったのが人間であろうと、危害を加えるものには容赦はしません。




所有する山間の畑(耕作放棄状態の場所)では、実際に山から降りてきた獣と出くわしたり、新鮮なフンが頻繁に確認されます。

畑に落ちていた動物の糞


動物だって豊かな森が残っていれば、わざわざ人里まで降りてくるのような危険を犯す必要はありません。1番の被害者は、森と動物たちなのです。





そこで再び、ブナ科の実のなる木(どんぐり)を植えて、

人間ためには耕作放棄地を耕し、どんぐりを植え。
動物たちのためには、どんぐりを山に植樹をして、動物と共存し合える豊かな森の楽園「どんぐりランド」を作ります。



どんぐりランドの候補地は、駅からもさほど遠くなく、それでいて、獣が降りてくる、山間の耕作放棄地と、その周りの森(私有地)を利用する予定です。

山間の耕作放棄地(予定地)



この場所は長い間使っていない畑なので、荒れに荒れ、現在は土はぬかるみ、草は背丈ほどあります。
まずはここを、作物が育てられ場所に変えていくのが、目標です。



さらにどんぐりの山への植樹によって、森の餌が増え、動物の徘徊が減って、作物の被害が減ったというデータが取れれば、他の山間の生産者の方を助かることに繋がります。
そうなれば、どんぐりは日本全国で役に立ちます。


そんなどんぐりを活用してより良い未来のために「どんぐりランド」を、イチから、いや、ゼロからどんぐりランド作りに取り掛かります。


もう人間だけが資源を独り占めするのを終わりにして、森も、動物も、地球と共に生きるそんな未来が見てみたい。


どんぐりで地球が変わる、そんな未来がみたいんです。


どれだけの時間と労力がかかるかわかりませんが、一歩ずつ取り組んでいきます。




最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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それではシン / どんぐり生産者でした。
また次の記事でお会いしましょう。


この記事を書いたのは、


日本初のどんぐり栽培を行なっています。いただいたサポートは、どんぐり栽培、どんぐりを通じた環境保全活動費として大切に使わせていただきます。記事を読んでいただきありがとうございます。