Donguri

日々の出来事やその時思いついたこと、妄想を無造作に適当に書き綴っています。自由な発想で…

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日々の出来事やその時思いついたこと、妄想を無造作に適当に書き綴っています。自由な発想で思うままに書いているブログです。気ままな更新をお楽しみください。

最近の記事

雨音に包まれた静寂

今日は朝から空がどんよりとしていた。湿気を含んだ重い雲が空に広がり、光のほとんどを吸い込んでいるように感じた。何もかもが鈍い色合いに変わり、まるで世界全体がぼんやりとした灰色のフィルターに覆われてしまったかのようだ。少しだけ雨が降り、窓の外に滴が小さな音を立てて当たる。ニュースをぼんやりと眺めていると、能登地方でまた大雨が降っているという報道が流れてきた。 「能登地方」と聞いて、あの日の地震のことを思い出す。元日、突然地面が揺れたあの瞬間のことを。僕はその地域に知り合いはい

    • 大谷選手50-50

      大谷翔平が50-50を達成したというニュースを聞いたとき、僕は少し驚いた。もちろん彼ならやれるかもしれないと思っていたが、それにしても残りの試合数を考えるとやや難しいだろうと感じていたからだ。しかし、そんな僕の心配をよそに、彼は今日3本のホームランを軽々と打ち、あっさりとその記録に到達し、さらには通過してしまった。それはまるで、午前中のコーヒーを飲むかのような、自然で無理のない所作のように感じられた。こういう出来事を目の当たりにすると、スポーツが持つ無限の可能性について改めて

      • 斎藤知事が『考える』理由

        斎藤知事に対する不信任決議案が可決された。議会の全員が賛成し、一致して彼を追い込んだ。それは驚くべきことだが、ある意味で必然だったのかもしれない。彼の政策はずっと風前の灯のようなものだったし、支持を得られなくなって久しい。しかし、もっと驚くべきは、その瞬間においても斎藤知事自身が、自らの進退について「これから考える」と口にしたことだ。 「これから考える」という言葉には何かしらの余白がある。それは明確な意思表示とは言えないが、同時にその言葉は彼自身の奥底にある、まだ表に出てい

        • 静寂の中の決意

          斎藤知事は明日の朝もいつもと同じように、淡々と目を覚ますのだろう。カーテンの隙間から差し込む薄明かりが、彼の顔を無表情に照らす。ベッドの横に置かれた古い時計が、無遠慮に時を刻んでいる。まるで知事が抱える問題など、この世界には存在しないかのように。 議会での不信任決議が明日だというのに、彼の心の中には不思議な静けさが広がっている。誰も彼の味方ではないことを知っている。議会は彼の辞職を強く求めているし、メディアは連日、斎藤知事の過去を引きずり出しては批判の矛先を向けている。それ

        雨音に包まれた静寂

          延びた夏の影

          9月の半ばを過ぎたというのに、季節はまだ夏の残り香をまとっている。街を歩くと、まるで夏の余韻がかき集められたかのような、粘りつくような暑さが肌にまとわりつく。僕は薄いシャツの袖をまくり上げ、コーヒーショップでアイスコーヒーを頼んだ。冷たい飲み物が喉を通るたびに、どこかほっとするような、だけど本当の意味での安堵には遠い感覚が広がる。この暑さも来週には落ち着くと天気予報は告げているけれど、その予報さえも、なんだか信じきれないような気がする。 人々はそれぞれのリズムで日常を過ごし

          延びた夏の影

          敬老の日

          今日は敬老の日だ。しかし、特別なことがあるわけでもなく、ただ日常が静かに流れていく。朝から何をしようかと考えていたけれど、結局、思いつくのは買い物くらいだった。近くのスーパーまで足を運んで、少しばかりの日用品と食材をカゴに入れる。それだけのことだ。レジの前で並んでいるとき、ふと「敬老の日なんだ」と思い出した。周りの人々はみんな同じように、特別な意識もなく日々の生活をこなしているように見える。 外に出ると、相変わらずの猛暑が体を包み込む。9月も半ばを過ぎたというのに、この暑さ

          敬老の日

          AIが奪うもの

          僕はソファに腰を沈め、窓の外に広がる夏の終わりの曇り空をぼんやりと眺めていた。思い出すのは、あのAIとの会話だった。将来でも人間活動の何がAIに出来ないかを尋ねたとき、返ってきた答えは妙に冷静で、どこか無機質な響きがあった。 「主観的な感情体験——愛情、共感、感情的な判断。倫理的・哲学的判断。完全な創造的インスピレーション。自己意識や主観的な存在認識。生物学的プロセス——生殖活動のようなもの。」 一つ一つの言葉は正確で、論理的だ。けれど、それを耳にした瞬間、僕の胸の中で小

          AIが奪うもの

          アメリカ第一主義

          トランプが「アメリカ第一主義」を掲げるとき、僕はいつも奇妙な既視感を覚える。まるで長い間忘れていたポスターを再び見つけたかのようだ。彼が繰り返すその言葉は、一見して彼が考えた新しいもののように聞こえるけれど、実際はアメリカという国の長い歴史の中で常に息づいてきたものだ。アメリカが自国を第一に考えるのは、今に始まったことではない。むしろ、それこそがアメリカの本質であり、そのために多くのものが犠牲になってきた。 でも、ここで不思議に思うのは、それがスローガンとしてあまりにも自然

          アメリカ第一主義

          日本、再び鎖国へ—バイオ技術と天然ガスで自給自足の「ハイテク鎖国時代」突入

          日本政府は本日、「文化保護のための鎖国」を発表し、驚きのニュースが全国を駆け巡りました。しかし、今回の鎖国は江戸時代とはひと味違います!食料もエネルギーも国内でまかなえる時代となり、日本は再び国境を閉じつつも、テクノロジーを駆使した斬新な鎖国生活をスタートさせます。 バイオ技術で食料問題を解決! まず、食料問題については、もはや心配ご無用。バイオ技術の力で日本の食卓が劇的に変わります。国産の「バイオ米」や「バイオ野菜」が次々と登場し、なんと、お米一粒から無限に増殖する『ミ

          日本、再び鎖国へ—バイオ技術と天然ガスで自給自足の「ハイテク鎖国時代」突入

          日本のエネルギー政策についての選挙演説

          皆さん、私たちの未来を担う次世代に、どのようなエネルギー政策を遺していくべきかを真剣に考える時が来ました。気候変動やエネルギー価格の高騰、そしてエネルギーの自給率向上が求められる中、今こそ再生可能エネルギーへのシフトを加速させる時です。その中で、日本が世界に誇る豊富な地熱資源を活かす「地熱発電」の普及が鍵となります。 日本は、火山帯に位置し、世界でも有数の地熱資源を持つ国です。これは、私たちの国が持つ自然からの贈り物です。しかし、これまで地熱発電は、温泉業界との対立や初期投

          日本のエネルギー政策についての選挙演説

          斎藤知事について想う2

          斎藤知事の姿が、まるで遠くの山影のようにぼんやりと浮かんでいた。百条委員会の場に座り、数多の委員たちから繰り返し追及を受ける彼の姿は、もはやひとつの舞台のようにすら感じられた。パワハラ、内部告発、そして贈答品の不正。それに対して、彼が繰り出す言葉は、冷えた風に流される木の葉のように軽い、心のこもっていない言い訳だった。 贈答品を要求し、それを自宅に持ち帰る。まるでそれが当然の権利であるかのように。人はいつからこうして自分の内側で何かを歪めてしまうのだろうか。欲望は最初、ほん

          斎藤知事について想う2

          斎藤知事について想う

          兵庫県の斎藤知事が世間を騒がせている。ニュースを追うたびに、その名が紙面や画面に浮かぶ。私利私欲で動き、パワハラを繰り返し、告発した者を逆に懲戒処分に追い込む。その告発書を「誹謗中傷だ」と一蹴したのだ。しかし、最も胸を締めつけるのは、告発したその人が一月後に定年を迎えるはずだったこと、そしてその前に命を絶ったという事実だ。 人生の晩年に差しかかり、少しずつ退職後の生活に思いを馳せる時間。定年まで残り一月。たった一月。それがたった一つの告発によって壊れてしまう。何かが決定的に

          斎藤知事について想う

          平和で安定した社会についての選挙演説

          皆さん、今日は未来の日本、そして私たちが築くべき平和で安定した社会についてお話ししたいと思います。 現在、私たちの社会は少子高齢化、そして労働力不足という大きな課題に直面しています。多くの業界で労働者が不足し、経済の発展にブレーキがかかっています。一方で、急速に進化するAIやロボット技術が、私たちの生活や仕事に大きな変化をもたらそうとしています。これらの技術は、労働力不足を補い、生産性を飛躍的に向上させる可能性を秘めています。しかし、それと同時に、新しい技術の導入によって一

          平和で安定した社会についての選挙演説

          総裁選、神輿の軽さを数値化⁉ 「みこ軽ポイント」が公表される

          日本の政治の舞台でよく耳にする言葉、「神輿は軽い方がいい」。これまでは曖昧な表現に頼るしかなかったこの神輿の軽さが、ついに数値で表される時代が到来した。新たに登場したのが「みこ軽ポイント」だ。これは総裁選候補者たちの「軽さ」を数値化し、どれだけ神輿として担ぎやすいかを評価する画期的な仕組みだ。 この「みこ軽ポイント」は、政策、派閥、人間関係、実績、人気度、性格、クリーン度、財政状態、家系、地盤、経歴、知能指数、健康状態など多岐にわたる情報をもとに算出される。最も担ぎやすい軽

          総裁選、神輿の軽さを数値化⁉ 「みこ軽ポイント」が公表される

          労働者不足についての選挙演説

          皆さん、今、日本は深刻な労働者不足という課題に直面しています。少子化が進行し、これまでさまざまな政策が打ち出されてきましたが、残念ながら有効な結果は出ていません。結婚や出産に対する価値観やライフスタイルが大きく変わり、結婚や子育てに対する意欲そのものが低下しています。これが少子化の主因です。いくら財政的援助を行っても、意志が伴わなければ、その効果は限定的に終わるでしょう。少子化対策に巨額の予算を投じてきましたが、実際に出生率の大幅な改善は見られていません。この現状を踏まえ、効

          労働者不足についての選挙演説

          環境問題についての選挙演説

          皆さん、私たちが今直面している地球温暖化や環境問題は、決して他人事ではなく、私たち一人ひとりが真剣に向き合わなければなりません。地球の未来、子供たちの未来を守るためには、今こそ根本的な改革が必要です。 昨今、環境に優しいとされる電気自動車(EV)が注目を集めています。しかし、私は皆さんに一つの真実を伝えたいと思います。EVは本当に環境に優しいのでしょうか?EVは排ガスを出さないという点では一見良い選択肢のように見えますが、その背後には様々な問題が隠れています。電池を製造する

          環境問題についての選挙演説