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知里幸恵 銀のしずく記念館

4日め。自然に5時起き、今日は二度寝しない! カーテンを開いて明けていく空を眺める。

朝食後、少し休んで函館から登別へ移動。子どもの頃何度も行っているが、車で移動していたので駅舎は初めてである。ひんぱんに鬼のキャラを見かけるのは「地獄谷」から来てるのか? 入口には木彫りと、はく製の熊。写真を撮っている人がちらほら、撮る価値あるかー! と言いたくなる。

めあては『知里幸恵 銀のしずく記念館』。知里幸恵さんは(北海道では)教科書に載っており、当時から印象深かった。金田一京助氏の勧めによりアイヌのユカラ(叙事詩)を文字に起こすが、上京し身体を壊し、わずか19才で亡くなってしまう。

記念館は登別駅から歩いて20分とあるので、スマフォを頼りにするも充電切れ。地元の人を何人か捕まえて尋ね、わかりにくい住宅地を歩いてなんとか辿り着いた。

素朴なニ階建ての館には写真や通知表、やり取りした手紙、ユカラを書き起こしたノート、幸恵さんが影響を受けた周辺の人々について知ることができ、大変見応えがあった。

その後、さらに川を越え弟・知里真志保氏の記念碑を見て、丘を上がって幸恵さんと叔母・金成マツ氏のお墓を拝むこともできた。

ときどき車が通るが、ひとを見かけない寂しい道をもくもくと歩き、さらに歩いてやっと着いた。昨日から歩き詰めである。本当によくやった。充電切れで画像を残せず残念、でも清々しいきもち。

予定ではアヨロ海岸へも歩きたかったが、さすがに無理なので、白老へ移動する。無人駅をいくつか通り過ぎる。余裕があれば降りてみたいが、鈍行は1時間に1本しかない。

白老にはウポポイもできたが、予約等のシステムが面倒なので諦める。駅舎もリニューアルしたらしく、こじんまりと素朴におしゃれ。(登別とは大違い!)登別の駅舎は寂れていて味わい深かった。

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