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ナイトメアライク。

金縛りは気持ちが良い。意識ははっきりとしているのに、身体が動かない。鼓動が高まり、焦燥感が足首をしっかりと掴む。わめき声が耳元に響く。見てはいけない神様の、その神性とは裏腹な醜い姿が視界に押し寄せる。僕は無力さに陵辱される。惑溺。僕は本当の陵辱を望んでいる。

生理的反応により、感覚を取り戻した肉体への安堵と、もう一度あの陵辱を味わいたいという欲求が胡乱に混ざり合う。そして、金縛りはやってくる。普段はどれだけ望んでもやっては来ないのに、気まぐれに金縛りの方からやって来てくれれば、何度だって繰り返される。僕は涎を垂らしながら、悪寒を走らせながら、一晩中それを繰り返す。いつ眠ったのかが分からないまま、朝を迎える。腰に残る気怠さや、汗で生乾きした下着が、本当の金縛りであったことを教えてくれる。

今夜も来てくれるといいな。僕は強くそれを望んでいる。

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