ラフ。

くだらない夜を過ごしている。グレゴリウスの都合に合わせて。彼がもう少しアバウトな性格であったら、今も気まぐれに朝であったのかもしれない。暗闇に包まれた朝。照らされるより、自ら光を放つ方が清々しいと思うのは、僕だけなのだろうか?

地球も宇宙もみんな律儀すぎる。僕たちのことをいささか慮りすぎているきらいがある。うっかり氷河期が来ても僕たちは変わらずに恋をするし、焼き焦がされても何かは生き残るのだ。僕はラフに生きていきたいし。そう生きないとちょっぴり味気ないのだと思う。


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