「ポンタ天気図」のなにが” ヤバい ”のか
思ったよりポンタですよね
※昨年(2020年)の夏の話です
あの「風の谷」も風がないと終わる
春一番とか偏西風が吹けばとか
台風一過で夏到来!とか
いま「無風」なのにお気づきだろうか
7月からずっと無風
7/31と8/1の間になにがあったのか
台風が雨雲を吹き飛ばしたわけでもないのに、いきなり夏になった
そのすべての謎がこの「ポンタ天気図」に込められている
ひとつひとつ貝説…謎解きしていこう
まず過去記事でも何度か登場した「シベリア永久雨雲」が観測史上はじめて御目見えした
それはシベリアで30度を超え、永久凍土が溶けて、とんでもない量の水蒸気がヒマラヤ山脈などで冷やされ、永遠に続く雨雲として、
北から降りてくるというありえない現象がいまでも続いてる
普通は暑い南の海水が蒸発し、雨雲となって北上してくる、ときに台風となり
現に今日も中国は洪水が起きるレベルの雨が広範囲で降り続いている
とんでもないモンスター台風がこの「永久雨雲」を吹き飛ばしてくれたら、夏が来る。。
と僕は予測していた…が、この永久前線が強力すぎて、台風は上がって来れなかった
このまま永遠に縦ぶりの雨が続くのか…そう思われたとき、ポンタが現れたのだ
永久前線に無力化された台風は「高気圧の玉」となって順番に前線の前に並んだのだ
このポンタ天気図だと2個にみえるが、実際は4つある
この4つの高気圧のあとにも、無力化された台風が列をなして、前線の前に並んだ
言い方を変えれば、前線が防波堤となって「高気圧ダマ」を受け止めてしまった
その高気圧が一丸となってジワジワと絶妙なラインで日本の上に停滞していた「永久前線」を押し上げてくれたのである
七月は日本の真上にちょうど、日本列島の線になって境目になっていたので、31日のうち30日も雨を降らせた
ポンタ天気図を見てわかるとおり、その前線はすぐ上にズレた
台風は、永久雨雲前線に日本に来る前に無力化されてしまう
なので、無風なのだ
無風がゆえに、暑さで蒸発し溜まった水蒸気は、埼玉あたりで冷やされ、水浸しになるほどのゲリラ豪雨を降らせた
その雨水は河川を通してまた関東に循環し、また蒸発し…を繰り返す
真上に上がって雨雲を形成するので、全体的に雷が落ちる…関東を覆う雷の図も話題になった
ここでポイントになってくるのが、シベリア由来の「永久雨雲前線」
どうやら、シベリアの水蒸気の量と、南の海水の水蒸気の量が、日本を境に均衡してるのがいま
シベリアがこのまま高温で永久凍土が溶け続けて水蒸気量が増えると、また押し返してくるかもしれない
「無風」のまま上空ではそんな攻防が繰り広げられている
いつか強い風が吹く日はくるのだろうか
この島は永遠に無風のままなのだろうか
神風が吹くまでは、このポンタ天気図のままで「永久雨雲前線」が降りてきたら雨、押し上げられてたら真夏日、というわかりやすい天気予報となる
なんかマジメに書いてしまいました
あしからずや
マンガとして充分おもしろいのに、気が付いたら天気にも詳しくなってしまう、そんな漫画を紹介しておきます
ちょっとした知識が、この気候変動に伴う異常気象が増えている中で、自分や愛する人を護ることに繋がるかもしれない☟
本日もご拝読感謝🙏
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