7/13
最近アプリで知り合った彼と夏祭りに行った。お祭りってずっと店側で参加してたから割と苦手だったんだけど、一緒に行こうって言ってくれた。
仕事終わりで時間が無かったけど、急いで準備して向かったら、カワイイって言ってくれた。
引っ越してきた身だからどんなお祭りかもわからなかったけど、思ったより大きくて、お店もいっぱい出ていて、2人でおなか空いた!って言いながら歩いて、色んな物を食べた。
奢り奢られ論争ってあるけど、400円とか500円の物をオレ払うよ!とかじゃあ次はわたしが払うね、とか、100円ならあります!とか、そんな何でもないやり取りが、楽しい。テキ屋の人と楽しそうに会話をする彼がとても眩しかった。半分こしようって当たり前に言ってくれることがうれしかった。から揚げをおいしそうに食べる彼がかわいかった。
少し先の話も苦手なわたしのことなんか知らずに、またお祭り行きたいねとか、花火大会も行きたいねとか、わたしがこれからも自分と一緒にいることを前提に話すのがちょっとだけ苦しい。
ニコニコしながらわたしの写真を撮ってくれるのがうれしかった。かわいくはないけど。
帰りは手を繋いでくれて、苦しくて、うれしくて、心臓が痛かった。
わたしの気持ちは重いから、若い彼をわたしに付き合わせてしまっていいのかわからないけど、今年初のお祭りは楽しかった。
夏祭りの、人が多くてうるさくて、みんながふわふわ浮き足立ってる雰囲気がずっとずっと苦手で、そんな自分が悲しかったけど、あなたのおかげで少しだけすきになれそうだよ。