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ひとり旅レポ 〜豊島離島怪談会参加編〜

令和6年8月24日 
香川県は離島「豊島」にある、十輪寺にて行われた怪談会へ参加致しました。(運の良いことに、第一部と第二部ともに!!)

徒然なるままに、その顛末をここに書かせて頂く。

前日は、半日かけて香川の高松に空路を利用し移動。
田舎者で内弁慶な私には、その余りにもデカすぎる高松駅と、高松シンボルタワーは新鮮過ぎるのでございました。

ニコニコだね。
高松駅君。
夜のシンボルタワー綺麗だねぇ〜

直射日光に晒されるなか、宿泊先が発見出来ず、暫くウロウロ。
20分程かけて、ホテルに逃げ込み、ふと思い出した。

(あれ?怪談会の他、予定立ててなくねぇか?)

というわけで、取り急ぎ観光へ赴かんと再び外へ…


そして辿り着いた地が、玉藻公園。

生駒氏から松平家が居城していた高松城。
その城跡と、綺麗に剪定された樹木の映える披雲閣を散策致しました。

西陽に照らされるお堀の水。
そこを群れつつも、穏やかに泳ぐ鯛を暫く見つめてしまうという…。

そして餌を乞う鳩(餌はやらないで!ってことでした)

なかなかの広さを誇る玉藻公園に、驚かせつつも一通り周り離脱し、その日はそのままベッドインでした。(なお披雲閣は、かつては現在の2倍の敷地面積だった模様)




そして当日。
実は、移動手段すらも判然としていない状況だった為、取り敢えず朝一番のフェリーに乗り豊島へ。

(朝でも結構乗る人いるんだなぁ〜)
と、呑気に座席に座って約40分。

気付くと豊島に上陸していたのでありました。

空も海も澄んだ青。
夏真っ盛りの、その景色に目を奪われながらも、レンタサイクルでいざ出発。

したところまでは、良かったのですが………。







家浦地区から唐櫃地区というのが、坂道がずっと続くということを知らなかった訳で…。(なお唐櫃方面に行く方が、上り坂が多いという)

そしてその日の最高気温は36℃近くありまして…。

そんな中一人で、汗だくになりながら必死にペダルを漕いでいたのでした。

(成る程。電動アシスト付きは必須だし、運動する服装じゃなきゃ駄目だな…汗パネェ……)
と、色々と後悔しながらも、休み休みノロノロと唐櫃へ向かう……。

休憩中、猫ちゃんも日陰でお休みでした。
(そして警戒されちまった、すまぬそういうつもりでは…)


主に、胸と膝と腰に限界を感じつつも、無事唐櫃地区到着。
スーパーゆるりと、移動していたお陰で丁度時刻はお昼時だった為、島キッチンへ入店致しました。

島キッチンセット(+キーマカレー)
季節限定ドリンク

飢えと渇きと疲労に苛まれるという、どう考えても観光客のそれの状態でない中、注文。

島キッチンセットは、真鯛のフリット(イタリア語で揚げるの意)に、バルサミコ酢のソースと夏野菜が添えられたものをメインに、その地で育てられた食材で作られた品々でいっぱい。
色彩豊かで、程よい柔らかさでしっかりとした味付けには非常に満足。

サラダやおひたし等の小鉢の御野菜も、瑞々しさ・野菜の旨みというものを感じ取れ、馬鹿に出来ません。

単品で注文した、キーマカレーは辛みはやや抑えめで、風味としてはバターチキンカレーのそれに近かった印象でした。

季節限定ドリンクは、柑橘類のスッキリとした味わい。(恐らくポンカン?)
こうしてここまで来る途中で、失われた水分と活気を取り戻すに至れました。


島キッチンにて舌鼓を打った後、まだ受付の時間には早いと感じ、辺りを散策。
すると、【ささやきの森】なる場所の案内板が目に留まりました。
そして、調子に乗った私は駐輪場にレンタサイクルを置き、徒歩で向かうが…。



またしても坂だ!

坂が行く手を阻む!

道中とは違い、木々が影をつくってくれたお陰で、日に晒されずに済ましたが、代わりに尋常じゃない数の蚊や虻等の虫に付き纏われてしまいました。

上り坂、暑さ、虫。

様々な障害に、阻まれつつ、登り続ける…。

脳裏に、魁!!男塾の驚邏大四凶殺の道中の様子がよぎりつつ、(どう考えてもあっちの方が過酷だが)歩くこと10分余り。

遂に到着…!

坂の上、その頂上の森林の中、数多の風鈴が木々から実を成す様に下げられていました。

しかし残念ながらこの日は無風。
風鈴の音は聞こえず、代わりに虫の羽音が聞こえて来る中、一通りその不思議な光景を収めつつ、その場を後にしました。


道を引き返し、会場となる【十輪寺】へ。

実は、【ささやきの森】へ向かう道中にありまして、その立派な門構えに、驚いていた次第です。


スタッフの方々に案内され、受付を済ませ、本堂の中へ。扇風機数台と、配布して下さったスポーツドリンクで、暑さ対策されありがたいことこの上なし。

既に多数の参加者が集まっており、一部の方々の持ち物には、何処か見覚えがあるゾウさんの姿が……!(一体何ントさんなんだ…?)

などと思っているうちに、FEAR飯のお二方が登場!

一ヶ月前の梅田ラテラルさんで見た、真っ赤な鬼の面と、暗黒の面に【相 槌】の文字!

(実在したんだ!?)などと、失礼な第一印象を抱きつつ、自然とトークし始めるお二人。

「鐘が3回鳴ったら始めてください」
と、カラフル(FEAR飯のお二人が宿泊された民宿)のご主人からアナウンスがあり、それまではフリートークを拝聴。

やたら水中毒に警鐘を鳴らすかぁなっきさんと、的確に突っ込みを入れる加藤さん。
もれなく聞き惚れてしまう流暢なトークも、響き渡る鐘の音に遮られ…。

そして怖い話が始まるかと思ったら、
「暑い!汗が溜まる!」
とのことで、互いに仕切に向かい面を剥ぎ取る。

かぁなっきさんは、そのままグラサンに。
加藤さんは、口元があらわの真っ黒なひょっとこ面に、フォームチェンジ!
(なお、すぐに加藤さんもグラサンに付け直していました。これ以降、黒ひょっとこの出番はありませんでした…)

こうして始まった【豊島離島怪談会】。
とある石・或いは神様に関わった人物のお話や、変な所にある赤土には気をつけろっていう話。何故か〇〇志願者が集まる木のある家等々、あいも変わらず(どっから連れてきたんだ!)と言いたくなる話ばかり!

そこに自然に笑いをぶち込んでくるスタイル。
それを生で見聞出来たのは、貴重な体験だったと言わざる終えません。

更には、加藤さんの過去の体験談の再演。
そして付け加えられた真実。
当時の私、正直笑けていましたが、よくよく考えたらそんな感じの状況に直面して、なお平然と語る加藤さんってやはり剛の者なのだと感じた次第でございます…。


あっという間に2時間は終わり、第一部の方はお帰りに、第二部の方はそのまま宿泊先に向かいました。
(道中、ご主人からかぁなっきさんと同年であることと、本放送でもあった電話の件がマジとのことを聞き出した。)


宿泊先は、【てじま自然の家】。
男性は畳部屋。女性は二段ベッドの部屋でした。

かぁなっきさんや、他の参加者さんの仰ってる通り、元幼稚園を改装したところで、錆びた遊具やらが点在。何とは言いませんが、出そうな予感…。


男性部屋からの光景
男性部屋(帰りがけ撮影の為、布団がいっぱい)


到着後は、宿泊者とご挨拶&差し入れ交換会が開催。
ツイキャスのコメント欄等でお見かけする人もいれば、付き添いで来られている人もいるなど多種多様。

そしてその中には、酢豆腐さんもおり、
(何このイケメン!?この人が、あの研究余滴を!?)
と、一人緊張しておりました……。


と、時間はすぐに過ぎ、第二部が開始の案内の下再び十輪寺へ。

段取りとしては、第一部と同様の為、割愛。

しかし話の中身は、全然違うじゃないですか!?

特に、前述石の話や、木のある家の話などは、最初の語りは同じなのに、内容が全然違う………。


(なんでこんな怖い話を聞かなくてはいけないんだ!!)
と、今更なことを思いつつ、いつの間にか終了…。

最後の加藤さんの、身の上話?が無ければ、凹んだままBBQに赴くところだったぜ…。

と思っていたら、近くにいらっしゃった分母のお一人から、

「廊下からすり足聞こえませんでした…?」

とのこと……。


(聞こえてないよ!貴方当選したんよ!良かったな!バッキャロウ!!!)

と、心の中でヤケを起こしつつ、パニクりながらなるべく真摯に対応しました……。
(私の前のイケメンの方、チグハグな対応をしてすみませんでした…)



色々と感情がおかしくなりつつ、十輪寺を後にして、待望のBBQ会場へ。

1kgの牛タンや、生でも美味しい夏野菜。
そしてこだわりのタレに、全員が舌鼓を打つ焼き肉パーティをやったのでございました!

怪談会で味わったおぞましき雰囲気も一掃され、楽しく美味しく明るい、陽の世界へ一直線!
また、分母の方々からの差し入れのお酒も美味なることで……。
誠に良い一日となりました。

何やらかぁなっきさんの口から、何やら今後行うかも?というイベントやら、バ美肉化したら…?などと色々聞こえた気がしたが、・・あとは忘れちまった。
(書いていいかわからんが、梨さんと背筋さんはイケメンとのことだ)


そんなどんちゃん騒ぎも最後は、加藤さんの一本締めで終了。
各々自然の家に戻り、寝床に就かんとする………。




「オイ!!ゴルァ!!!怖い話を出せ!!」

と、油断した所にいいさん&八重垣さん率いる女性分母軍団が突撃!

こうして急遽、分母離島怪談会か始まってしまったのである。


私は正直舐めていた。
如何に、数多の怖い話を聞いてきた分母といえど、禍話に迫るものはないだろうと。

んなこったなかった。

全部怖かった。

MKSさんの電話の話二題。
ラウさんの様々な土地にまつわる物語。
いいさんのノイズ混じりの中語られた、謎の禍話。


(なんでもそんなに持ってんねん!!!)


思わず突っ込みたくなるぐらいに、YA★BA★I話が次々と繰り出され、もう苦笑いすることしかできませんでした。
(私の話は、汚いねぇ話と、訳わかんねぇ話の2つじゃ。皆様方とは比べ物にならん位に、つまらん話です。実際変な空気なってしまった旨をここに謝罪します。)


そんなアフター大恐話にノックアウトしつつ、夜も更けて1時なりお開きに。
移動の疲れ、飲酒による睡魔に限界を迎え、夢の中へ。



そして翌日。
朝食は、豊島産のお米で作られたおにぎり2種と、お野菜によるお漬物やお惣菜。
朝から心が豊かになれる、優しくもしっかりと味付けに大満足です。


その後は各々身支度を済ませ、帰路へ。

私は、暫く豊島散策をしてから、高松のホテルへ向かい、その翌日帰りました。


外からの豊島美術館(内部は撮影NGとのことで)
豊島美術館にて、お米のジェラートと頂く。
粒粒とした食感。お米の甘みも感じられる一品。



その後は海のレストランへ〜
瀬戸内鮮魚と大葉のフェットチーネを頂きました。
魚の旨み、大葉の風味が絶妙にマッチしている上品なお味!
デザートには、ココナッツのパンナコッタ
控え目な甘さのパンナコッタが、
果実の甘味を引き立たせスッキリとした味わい
テラス席から望む瀬戸内海は絶景!
美しき青と白の世界よ!



食後は家浦の豊島横尾館へ
古民家をそのまま美術館にするとは…
ここのトイレはぁ…凄いですよぉ…
綺麗だけどねぇ…落ち着かないですよぉ…
内部は君の目で確かめてくれ!(写真がなかった)



その後1時間余り、家浦港で待機。
(どうやら島にいる分母は、私が最後だったらしい)



高松到着後はこちらで、御夕飯


若鶏!
柔らかくてウメェ!
親鶏!!
歯ごたえあって、食べ応えあるねぇ!!


讃岐くらうでい(と刺し身クラゲ)!!!
麹の甘味が強い!まろやかなんだな!
(クラゲはコリコリじゃな!!)




高松で一夜を過ごし、旅の締めくくり
特上握り。
切り身はどれも厚く食べ応えあり!
特に鰻は美味すぎる!口で溶けやがったぞ!!



さらば高松!!!
ありがとう豊島!!!


といった感じの一夏の冒険でございました。
初めての、一人旅並びにリアルイベントの参加だった故、至らぬ部分が多々ありましたが、無事帰還することが出来ました。
(その後は6連勤に心身が破壊されつつ、ここまで書き記す事が出来ました…)


今回の豊島離島怪談会を運営して頂いた、カラフルのご主人はじめ、スタッフの皆様。

怪談会に参加し、差し入れを下さったり、気さくに話しかけて頂いたり、尋常ならざる大恐話を語って下さった、分母をはじめとする参加者の皆様。

そして、FEAR飯のお二方。語り手かぁなっきさん。聞き手加藤よしきさん。

改めて感謝申し上げます。


最っ高の夏!を届けてくれて、ありがとうございました!

参加者様方からの贈り物‼️
ありがとうございました😊





そういえば、参加者さんのほとんどは、怪音やらのバケオからのプレゼントがあったみたいだけど、
私には何もなかったな………

やっぱり欲しがりには来ないのか………

猫にも、シャー言われたからね、致し方ない……