1dayTrip (2024/05/10) 湯河原へ
1dayTrip (2024/05/10)-1
今回はぶらり旅ではない。 一応目的がある。K氏に会うため、K氏とは
まあ戦友 とでも言っておこう。
ちょっと移動ルートが特殊
TJー>川越市駅・・・>本川越駅ー(レッドスター)>西武新宿
・・・>小田急新宿ー(ロマンスカー)>小田原 ー>湯河原(東海道線普通)
別に特殊じゃないじゃない 快適な旅でしょう? いや 指定席なんて座りたくもない。 旅は安さを宗とする。(笑)
だがそれだけではない 実は・・・
1dayTrip (2024/05/10)-2 #湯河原駅
11時48分 階段を下りると改札 改札の外に長身のK氏の姿が 手を上げれば向こうも手を上げる。 和と洋とどちらがとK氏 できたら和の方がと 駅から道を下る。5,6分ぐらい歩いただろうか通りを外れて ぽつんと ”和はな”という店 満席の札が店の前に。 30分ぐらい待てば どうします? 待つところもない、日陰もないここでは無理そう。 駅への道を今度は上り坂 途中レストランがあったが、そこは彼の候補には上がってなかったようだ。 中華でもいいですか いいよ その店はビルの一角 だがシャッターが降りている 本日休業。 XXさんは湯河原にきらわれてるんじゃないの? K氏は相変わらずの皮肉屋、まあ元気な証拠。 さらに坂を上ると右手に蕎麦屋小松庵
「蕎麦屋があるね」「 ここの蕎麦屋も人気ですよ」。
店内の席は埋まっていた。僕らと同年代の高齢者ばかり。
メニューを見て目に入ったのが 揚げ茄子おろしそば K氏はカレー南蛮そば、一瞬カレー南蛮に心が動いたが、これでいい 実は・・・
大きく切った茄子の素揚げ、大根おろし、花かつお、葱、カイワレ大根、 黒ゴマ、白ゴマ なかなか芸が細かい なにより蕎麦ののど越しがいい。 掛けてある汁もすっきりしていてほんのり甘い。 最後に蕎麦湯が出た。こういうぶっかけタイプの蕎麦で蕎麦湯も珍しい。 これも嬉しい。
1dayTrip (2024/05/10)-3 小松庵を出て急な道を下ってK氏が案内してくれたのは ちぼりスイーツファクトリー いわゆる 地場産業 と言えるのかな 湯河原 の蜜柑等を生かして スイーツを作っている。 クッキーやジャムのコーナをなにも観ずに、僕はジェラートのコーナーへ 甘くない奴を、ラムレーズンはない、ピスタチオがある。 K氏はコーヒー。喫茶フローアは広々。 #ピスタチオジェラート は慈愛に満ちている、(売れないフードコメンテイターだね) 慈愛などはあっという間、K氏はちょっと待っててください。とショーケースの方に。
その間に 実は・・・と引っ張った意味を話そう。 5/10に日付けが変わるころ腹痛、その後トイレに何度も、で一睡もできず、 それで、朝食抜き。 やはり途中は不安、でレッドアロー、ロマンスカーであったわけだ。
湯河原について軽く歩いて、刺身や油こい中華に当たらず蕎麦屋、これも幸運。 湯河原に僕は嫌われているのではなくて好かれているのだ。
K氏は僕への土産を選んでくれた、SABLE SANDの大箱。 お互いリュックで来た。僕は埼玉の地酒・帝松純米 と川越 紋蔵庵 の 川越ポテト を、小松庵につくやいなやK氏に差し出しリュックは空にしてあった。 僕の近況と言えば週一 ペースで ビリヤニ を作って食っていると告げた 「あのお米、高いのを」と彼も知っていた。最近のイカの切り身で作った イカビリヤニ を見せたら驚いた顔。
1dayTrip (2024/05/10)-4
海でも見ますか とK氏 道は東へ南へ R135 のガードをくぐるともう海、拡張した堤防、 K氏に尻を押してもらって堤防の上に。(彼は上がらない、そう尻押しがいない)相模湾 (灘)が広がる。 西南に 大島 手前に 初島 西に 伊豆半島 東に 真鶴岬 先端に 三つ石 堤防の下は テトラポット が積まれている。 ぼくがK氏に会おうと思ったきっかけの一つにI氏の死がある。 I氏は僕とK氏の友人。彼もまた戦友というべきか。 「愛妻弁当持ってきてたね 玄米の弁当 美味しいですかと訊いたら 美味しいですよとニコニコ いつも静かに笑っていたね」 K氏もうなづく。
昭和の終わりころ 日本のコンピュータ業界は大混乱。 いわゆる 日の丸OS の旗を降ろして国際化、標準化への流れへ。 M社は基幹システムのリソースをIBMのシステムに流用しようとした。 そのために各種プログラムを短期間で開発しようと。 そこに僕らは集められ深夜まで、あるいは徹夜を強いられた。 「あのころ徹夜してたのによくこっちの方まで泳ぎにこれましたね、やっぱり若かったんですよね」 K氏はまぶしげに海を見つめていう。K氏は免許取り立て、徹夜明けの車に僕を乗せて、もちろん僕も徹夜明け。
堤防を東へ数分進むと左に湯河原中学校 「こんなところに作るなんて津波が来たらあっという間」 とk氏があきれたように。 後ろに山があるわけでもなく(後ろは海抜6m地帯)避難場所がない。
だらだらと坂を上って湯河原駅、また会いましょうとK氏、握手して別れる。
1dayTrip (2024/05/10)-5 そろそろこのちょい旅を終えましょう。 湯河原駅 14:37 #特急踊り子 14:39 普通 在来線の特急、明石から城崎に乗ったのが17年ぐらい前。 乗っちまえ、車内で特急券を買う。車内はガラガラ。 東京に着いたのは16時近く、どうする? K氏に最近ビリヤニに凝っていると言ってしまったから、どこかでビリヤニ でも。そういえば 石川県の #ジョニーのビリヤニさんが池袋で。 池袋西武本館B1F池袋駅構内から直結。ぱっと見、催事場?見当がつかない。 インフォメーションの女性にスマホを見せて訊く。見せたとたん画面が消える 「ごめんすぐ消えるね」 「わかりました ジョニーって見えました」 彼女はフロアーマップを示して「このまま進んでいただいてA10にございます。
ところが一向にA10は、そこに行く手を阻むように大柄な女性、彼女が話しかける前に「A10へ行きたいですが」 「A10は別館 通路を越えて向こう」 別館は おかず市場、A10まで行ったらジョニーのビリヤニの旗が。 お食事ちゅうぼう をレンタルしているらしい。 張り出したカウンターの周りに7席ぐらいだろうか 待ち客が二人、その後ろに並んだら先頭にいた人が丸い椅子を譲ってくれた。ありがとう。 待つこと10分、僕はXで見た三種相がかり(相盛)をたのむ チキンとマトンとイカ。 盆の上には三種のビリヤニとライタ(ヨーグルト)、サラダ。それと別に豆のカレーの小鉢。 チキンとマトンさらりと美味しい。両方のマリネは共通かな そして目当てのイカ ビリヤニの色が赤褐色違いを誇示する、マリネを変えてあるからかな。 ビリヤニを崩せば輪切りのイカ、その中にイカの腸(わた)がとろりと。 これだよこれ、絶品。僕もイカのビリヤニを作っているが、イカの切り身でごまかしてしまっている。 さて東武東上線で帰ろう。
1dayTrip (2024/05/10) 完 2024/05/16
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