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Rameau on Curtis Berak’s Harpsichord #2
とてもイディオマティックな曲と考えています。14秒くらいまでがメインアイディアで世の中にはこんな問題があります、と述べているようです。その後、様々な解決法をソプラノとアルトが交互に提案するも、31秒のところのバスの予期せぬ動きが偽終止をもたらし、解決にならないと言っているかのようです。その後いろいろあるのですが、4:12のハ長調の終止で全ての問題が解決され、その余韻に浸るかのような美しいシークエンスが続きます。しかし9度->8度、4度->3度と、次から次へと不協和音が提示され、その後に場当たり的な協和音で解決しようとしますが、4:40の最低音とともに4度の不協和音が響き渡り、これまでの努力が水の泡のように消え去ります。その後再びテーマが戻ってきて、やはり人生は問題と共にあり、と言って美しい嘆きが続きます。この諦めとか達観がたまりませんね。
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Rameau on Curtis Berak’s Harpsichord #1
Curtis Berakによるフレミッシュラヴァルマンタイプのチェンバロで、ラモーを弾いてみました。新クラヴサン組曲からクーラントです。このチェンバロはLA在住のビルダーによるものですが、鍵盤に思わず「触りたくなる」魅力を持っています。恐らくLAのコンサートホールの事情に合わせて、弦を弾く爪を固めに調整してあり、大きな音が出ていますが、繊細な要求にもよく反応してくれる楽器です。爪はプラスチックではなく、グースを使っているそうです。アンドレアス・シュタイアーもスカルラッティのコンサートに使ったとのことで、魂が込められている感じがします。
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