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オタ芸をご存知か?
「ヲタ芸」と言えばアイドルのライブでサイリウムで踊るオタク達を想像する人が多いと思う。
まさに↓みたいな感じで笑
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こういう古典的なオタ芸も現役で存在するのは確かだが、今回は現代のヲタ芸ってこんなのだよ、みたいなことを書く。
オタクが踊るダサイダンス。あれもあれで実は魅力が結構あって面白いものだが、現代のオタ芸は万人ウケしやすいように改良されており、どちらかというとサイリウムダンスと言った方がしっくりくるかもしれない。
勿論 技で魅せるということが大前提だが、演出やカメラワークなどによって工夫されている動画も非常に多い。
実はヲタ芸ってソロでやることも多いが現代ではチームを組んで構成を考えるというのが主流になっている。
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有名なチームで言うと「ゼロから打ち師 始めます」通称ゼロ打ち。
tik tokではフォロワー400万超え
youtubeでは300万超えと、実は海外などで結構支持されているのである。
↓が現代風のオタ芸。
「こんなのヲタ芸じゃない」、と古き良きオタ芸以外を否定する人間も結構いる。だが私はそうは思わない。
ヲタ芸にも色々技があったりするのだが、オタ芸の知識を持っている人間なんて極々僅かしかいない。知識がない人が技を見た時、どういう印象を受けるだろうか?
「なんかよく分からないけど凄そう」
こんな程度の感想しか抱かないだろう。
だから知識がない人にも直観的に分かりやすいパフォーマンスをすることで、オタ芸の認知度を上げていこうという今のゼロ打ちのやり方は合理的だと思う。
狭い世界で一部の人間にしか分からないようなノリでなれ合いを続けていても先細っていく未来しかないだろう。
厳しい現実
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だがマイナーすぎる界隈が故、チームの運営が難しくなることも多々ある。
「ギニューフォース」という、今のオタ芸界隈を作り上げたと言っても過言ではないパイオニアとも言えるレジェンドチームが存在したのだが、今年の五月で15年にわたる歴史に幕を閉じた。
アルバイトなどを片手に、イベントの出演料や動画の広告収益でなんとか食らいついていたが、やはり本業としてやっていくにはあまりも高いハードルがあると言わざるを得ないだろう。
ギニューフォースのパフォーマンスも素晴らしく、振り付け・構成を担当する ギアさんの才能は目を見張るものがあった。
緻密に計算された構成は芸術レベルだと思う。
ギニューの他にもJKsと呼ばれる、同じく実力を兼ね備えたチームも去年解散してしまった。
界隈は今、主要な存在が次々と消え分岐路に立たされている。