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【雑記】森鷗外に訊いてみたい

外国映画が日本に入ってくると邦題がダサい!間違ってる!という声を時折SNSで目にします。一方で、日本の作品も海外に輸出されると、日本のファンからすれば違和感を覚えるような外国語のタイトルが付けられている、ということも少なくはないのでしょう。
映画ではありませんが、私が一番コレジャナイと思う日本作品の外国語題は森鷗外作『舞姫』の"Dancing girl"です。

舞うという字、そして姫という字から広がる清らかさ、儚さが全く伝わってこない。

「踊り子」という意味のこの言葉を訳そうとするとこうせざるを得ないんだなということはわかります。姫といっても王女ではないからプリンセスというわけにはいかない。
でも、ダンシングというとどうしても躍動的なイメージになってしまう。(西洋のダンスにも静的なものがあるのは百も承知です。)

自身も数多の欧州の詩を日本語に翻訳した森鷗外に訊いてみたいものです。
貴方なら、「舞姫」という題名をどう訳しましたか?と。

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