ハイブランドスタグフレーション
・最近、ハイブランドが更にハイになっている。勝手にテンションも金額も上がり続け、私の昇給スピードは全く追いつかない。なんて速さだ…。
・昔からハイブランドに憧れがあった。小学生の頃から市立図書館にあるnon-noやCanCamを読んでは、モデルさんが持っているブランドバックの美しさに感激しておりました。都会とは程遠い地元の地方都市では、実際に持っている人をみる事はできなかったけど…。
具体的にはサンローランのサックドジュールに憧れていた。大人にあったらあれを買うんだ!と意気込んでいましたが、いざ大人になってお店で持ってみると異常に重い。後、もう流行りが終わっており、誰も持っていないカバンと化していた。あんなに高いのに流行り廃りがあるの怖い。
・私が人生で最初に購入したLOEWEのハンモックも何か流行りが終わった感じがある。みんなが持つことで流行りが生まれ、そして終わる。CELINEのラゲージまでいくと定番化するから最早流行りとかじゃないんだけど…。
ハンモック、頑張ってくれ!
・最近、本当に欲しいブランドものは今すぐにでも買わないと!という意見が優勢だ。何故かと言うとコツコツご褒美貯金をしていたとしても、貯まった頃には値上げ幅が酷くて買う気が失せるから。
コロナ禍くらいからブランドの価格改定スピードが異常になり、コロナ禍と呼ばれた時期が過ぎ去ってもそのスピードは全く収まらない。為替の影響や原材料・人件費の高騰があるのは分かるけど、どう考えてもハイブランドは世の流れに便乗して値上げしすぎ。コロナ禍のLVMHとか過去最高益を更新し続けていた。
・一番わかりやすいのは、CHANELのマトラッセ。一番代表的なモデルは、マトラッセ25ですが、10年前は40~50万円だったようです。なんと今の価格は158.6万円。価格が下がることはまずなく、これからも上昇していくことは確実なので数年後には200万超えになるはず。私の記憶なのでざっくりですが、私がファーストハイブランドバックを検討して色んなブランドを渡り歩いていた時期(2018年秋)は60万円台後半位だったはずです。当時も、高いなと思って買わなかったのですが、今考えるととってもお買い得価格に見えてきます。怖い。
・2018年11月に購入したLOEWEのハンモックスモール(クラシックカーフ)は、当時税込27万円台(消費税が8%のよき時代)でしたが、今の価格は42.1万円です。これでも他のブランドと比較したら上がっていない方です。
・昨年(2023年5月)に買ったエルメスのピコタンMMさえも、今は7万円程値上げしております(457,600円→531,300円 )。気が付かないうちに値上げは着々と行われている。全く油断も隙もない。
・2020年8月に購入したLOUIS VUITTONのカプシーヌMMの販売価格は66万円。今の価格は115.5万円でした。この金額だとしたら私は買いません、いや、買えませんと言った方が正しい。購入後の価格改定、一気に15万くらい上がったタイミングがあってびびった(記憶が正しければ2021年の春)。消費者に緊張感が走る。そして価格改定直前の駆け込み購入による行列。昔はなかったよねそんなの…。
・ジュエリーや時計も同様に価格改定が繰り返されている。気になっていたものが価格改定すると聞くと一度は観に行ってしまう。我に帰って買わないけど…。欲しい時に欲しいものを買いたい、ブランドの価格改定に踊らされたくない、くぅ…。
ダミアーニのミモザリングも、DiorのローズデヴァンもTASAKIのチャンツも価格改訂時に悩んでは見送ってきた。あの時買っておけば、ねぇ…。
・ハイブランドなんて身の丈に合わない購入は控えないといけないのかも知れない…でもやっぱり欲しい!テンション上がるもん。懲りずに来月あたりにカルティエのクラッシュリングを購入したいと目論んでいます。社内の認定試験に合格したからご褒美です。自分の喜ぶことは自分が一番分かっている。自分が喜ぶこと、積極的にやってあげたい。自分のために…。
・でもひとまず、身につけるものではなく、自分自身の見た目をハイブランドにすべく頑張らないといけない。そんなのは一番自分がわかっております。今持っている数少ない一軍装飾品を輝かせる土台を…可愛いは作れる!!!一時期異常にそこら辺を歩くことをしていましたが、コンビニに入ってアイスとか買っちゃう激弱意志の持ち主なので、やっぱパーソナルとか契約しないといけないのかな。嫌だ〜〜〜!!!助けて〜〜〜!!!
・一番の解決方法は世俗からの解脱。でも京都とか奈良のでかい寺の人、ハイブランドを身につけ、外車に乗り、腕時計の文字盤には王冠が輝いていたりする。やっぱり欲から逃れるのは難しいのか…。くれぐれも破滅しないようできる範囲でお買い物を楽しみましょ〜!