若者よ、各国のファミチキを目指せ。
先日、ドンマツオ(new)グループでギターを担当してくれたのは東京インディーロックバンド・Ray?Oh…Needa!!(レオニダ…由来について聞くのを忘れてた)のシバタくん通称バタやんで、レオニダは昨年のヨーロッパツアーに続き、先日は中国ツアーもやってきたという、国外にも視界を開いている近年貴重なバンドである。
中国はボクも足を踏み入れたことが無い為とても関心があり、色々と話を聞いたのだが、こと食べ物事情に関してはあまり得るものが無かった。というのも、中国では電子マネー使いが当たり前で、しかも中国専用のアプリを使わねばならず、しかもしかもそのアプリが彼らのカード会社(おそらく日本の)との連携が上手くいっておらず、使えるお金が無かったからだそうだ。一応現金も使えるみたいなのだが、お釣り無いとか露骨に嫌がられたりするので、心優しいバンドマンは「すんません、ならいいっす…」と我慢していたそうだ。くー、残念!しかし、その中での数少ない外食経験の一つが、中国ファミリーマートのチキン(ファミチキ)で、日本のものよりサイズが大きく(それだけでお腹いっぱいになるくらいだとか)、さらに中華風味の強いスパイスが使われているそうです!(シバやんはそれが苦手だったそうだ)なるほどー、そのようなちょっとしたローカル話だけでもワクワクさせられますね。
近年の世界的値上がりに加え、バカ政府無策による円安のせいで海外進出が大変になっている今日である。実際レオニダもヨーロッパツアーではそれぞれ10数万の出費があったそうだが、とは言え、海外での経験というものは他では変えがたいものなので、若いロッカー達には絶対的にチャレンジして欲しい。
日本人以外の多様な人々、ハコ環境や機材はもちろん、対バンとの交流、観光&食べ物など、お金に変えられるものではない経験が、間違いなくある。観光客としてでは無く、あくまで演奏する人間として行くことが大事で、そのおかげで観光では見れない「ガチ」な経験をすることになるのではないか。あるところは驚くほど違うし、案外同じだなーと思うところもある。
若ければいずれお金はどうにかなる。しかし、若い頃に経験しておかなければならないことは、絶対的に若い頃に経験しておくべきである。借金してまで…とは言わないけれど、五万とか10万とかの機材買うくらいなら、どう考えても海外ツアーやった方が良いですよ。どうやったらツアーやれるのか?というバンドマン達は、ドンマツオとかいう若老人に相談しては、どうかな。