小さな松ぼっくり
2020.12.23
家の横に立つ大きな松の木から落ちる実を、意識したことがなかった。
小さな実をゴミとだけ思って、何十年も掃除していた。
きっと、もっと大きな物だったら意識することがあっただろうし、造形的にも見ていただろう。
突然そんなものに気がついて、見えたことに驚く。同時に怖くなる。
なにかが変わっているのだが、その理由がわからないからだ。
慌てて、とりあえずは描きとめる。そうしなければならないとだけは分かった。
あれから1週間ほどが経っているが、未だにそれがなんだか考えている。
答えは出ない。