院試回顧録~研究計画書~
折角なので1ヶ月ほど前に受けた院試について綴ろうかと思いまして、今回は試しに研究計画書について振り返ってみます。
*あくまでも自分の体験談になります。その点をご了承の上、軽い気持ちで読んでもらえれば幸いです。
ここで簡単な自己紹介を添えておきます。優曇華という名義で活動をしている文系大学生のB4です。専門は日本文学(上代文学)です。
つい先日、大学院への内部進学が決定しました。
閑話休題はこの辺りで。
そもそも、研究計画書を書いたのが今年の6月から7月にかけてなので、院試よりも2、3ヶ月前になるんですよね。当時は必死に書いたのですが、院試数日前に当の計画書を読んで、そのまた破り捨てたくなるほど内容が壊滅的だった思い出。
言い訳をすれば、初めて書いたもの故多少の拙さはやむを得ないのですが、それを加味してもあまりにも…というのが今の思いです。
後の祭りですけど、研究計画って
what(目的・題材)
why(理由・背景)
how(方法)
の3つを意識しておけば、計画の骨格があるので考えやすい乃至計画を立てやすいのでは…?という気持ちになっています。
ここからは自戒を込めて、良かった点・改善点を以下に記録しておきます。
<良かった点>
・卒論から一貫した研究課題を設定できたこと
・自分の研究の位置づけに妥当性のあったこと
・研究史から従来の研究の問題点を指摘出来たこと
<改善点>
・修論の研究対象の意義説明が有耶無耶だったこと
・提示した方法のみだと論が薄い可能性があること
・新規性の見通しが不透明だったこと
ざっと上げてみましたが、やはり方法の部分が弱かった(問題意識に対する視野が狭まっていた)のが一番の改善点でしょうね。特定の文言に縛られて、対象全体をフラットに見る視点が欠落していたので…
受験先が内部といえども推薦制度が無く受験者全員が一般受験、かつ例年その半数程度が受かる傾向にある大学院だったので、研究計画書を(内容はともかく)初めてなりに頑張って書いてよかったなと思います。本当に。
後は面接に備えて、計画書に書いたことは空で言えるくらい覚えておくと安心だと思います。受験先は出願書類を見て面接をする大学院で、研究計画書を踏まえて質問される傾向が顕著だったので。
研究計画書について振り返ってみましたが、やはり自身の問題意識に対して
・what
・why
・how
を当てはめると、ある程度の計画の骨子は組み上げられるかな、と個人的には感じました。個人の感覚なので万人受けする訳ではないと思うのですが、合う人がいたら嬉しいなぁと思います。
今回はこの辺りで。