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■No.8 「学級通信」発行の壁とその先

世は「働き方改革」「時短」「生産性」が求められています。

しかも、「失敗」が許されない雰囲気や、「間違い」を受け入れられない不寛容さが蔓延しているようにも思います。

しかしなぜ、出さなくてもよい「学級通信」を書く人がいなくならないのか?
なぜ、書店に「学級通信本」が並び続けるのでしょうか?

僕が本腰を入れて書いた初年度は、まあ「壁」だらけでした。笑

それなのになぜ「やめなかった」のか?
それとも「やめられなかった」のか?

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その辺りを考えてみたいと思います。

■壁その1=時間

昨年度は、毎日発行していました。
その日のうちに、その日の通信を書いて起案しました。
翌日、返却されたものを印刷して配付。
これが200日繰り返されました

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よく聞かれます。同僚にも、仲間にも、保護者の方に言われたこともありました。

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厳密に言えば、まとめて書きません。小分けです。

に枠を作ってしまいます。日付や、号数などですね。
業間に、使いたい写真などを挿入しておきます。今日はこれで書くぞ!と決めます。
給食を食べながら、見出しと書き出しをぼんやり思い浮かべておき、昼休みに書き出します。
放課後、職員室に戻ったら、続きをだーっと書き上げて終了。

こんな流れですね。
もちろん、委員会活動や、生徒指導で時間がイレギュラーになることもありますので、この流ればかりではありません。
でも、基準を作って、ルーティン化すれば、割といけます。

目標は、

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です!!

■壁その2=ネタ

何を書いたらいいの?と思う人もいるかもしれません。
また、書きたいことはあるけれど、同じような記事がかぶってしまうことも・・・

そんな人にオススメするのは、時間帯を区切ってみることです。単純に、

①朝の時間の様子
②1〜2時間目の様子
③3〜4時間目の様子
④給食・昼休み・掃除の様子
⑤5〜6時間目の様子

また、教科やカテゴリーで区切ってもよいですね。

①今日は国語
②明日は算数
③今日は授業
④明日はは係活動
⑤今日は交流の様子
⑥明日は個人の様子

など、自分の中でバリエーションを増やすとよいでしょう。
写真なども撮りためておくと、翌日使えたりします。

しかし、ここで注意したいことがあります。それは、

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授業でも、活動でも、作業でも、教師が中心になると、子どもたちの様子を撮ることはできません。

あくまで、子どもたちの様子を伝えることを意識して教育活動を行う必要があります。

きっと、書けない、書くネタがないという人ほど、子どもたちに任せる部分が少ないように思います。

※極端な話、私は授業研究会でもいつも通り自分で撮影していました。汗

■壁その3=関所

これは、本当の壁です。管理職です。

基本的には、回数をこなすしかないのかな・・・とも思いますが。汗

誤字脱字、漢字の使い方、挨拶文、子どもの名前や写真などの情報管理、内容が不適切ではないかなど、あらゆる危機管理の元、点検してくださいます。

経験上、最低でも3人を通過しなければ戻ってこないように感じます。

ここでのポイントは3つです!

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この姿勢がなければ、学級通信は継続できません。
直してもらってナンボの精神で頑張りましょう。スキルアップです。
次に、

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指導されようにも、「何が言いたいのか」はっきりしていない文章では、直しようがありません。「こういうことを発信したい!」ということだけは明確にしておきましょう。
最後に、

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戻ってきた文書を確認したら、すぐにお礼を言うようにします。
そして、「またよろしくお願いします」も付け加えましょう。
「見るのが面倒くさい」と思われたら終わりです。「仕事増やしやがって」と思われたら双方にメリットは生まれません。

■最後に「その先」に何を見るか

僕は、学級通信の可能性として「教師の力量形成」を考えています。
毎日発行、30分以内での作成、管理職を通過するようになるまでに、

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は書いてきたと思います。

著名な先生方や、実は学級通信を出しまくっている方は、もっと書いていますよね?笑

100号書くと自身につながり、
200号書くと面白さが出てきて、
300号書くともっとよい方法を探し、
400号書くと自分の武器になり、
500号書くと1000号を目指すようになる。


そうやって、指導の力量形成や時短術を学んでいくのだと思います。
学級通信で子どもたちを見る目を鍛え、指導を的確に行い、言語化して発信する中で、我々教師の成長が生まれるのです。

★★★★★★★★★★★★★★★★★

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