■No.10 学級通信の「ひと工夫」
新しい学年のスタートと同時に、「学級通信を出したい!」という方も多いのではないでしょうか?
社会的に不安定な日々が続き、地域によっては登校日が遅くなるようですが、安全第一、健康第一でリスクマネジメントしていきたいものです。
さて、学級通信を発行する際、皆さんは「誰に」対して文章を書いていますか?
家庭で読む保護者に対してでしょうか?それとも学級の子どもたちにでしょうか?その意識が違うだけで、文章の書き方はガラリと変わることと思います。そんな時に使いたいテクニックをご紹介します。
■文字の大きさは11〜12ポイント
↑平成24年度に発行した「言葉の力」という通信です。初めて6学年主任を務めたときの学級です。
第1号ですので、思いを伝えようと考え、文字だけになりました。このような時は、なるべく文字を大きくするといいですね。(無理がありますね…)
ここで伝えたのは、
でした。
■学級通信の工夫①
通信が「字面だけ」になるような場合を考え、文字のフォントを変えます。また、区切りの良いところに点線を引き、区別します。さらに、情報のようなものは枠の中に囲んで入れることで、レイアウトがちょこっとだけわかりやすくなります。
図にすると以下のようになります。
このようにすると、一見文字だけの読みにくい通信も、工夫があれば区切って読むことができます。
また、書き手側としても、「今は子どもたちに向けて書いている」「今は保護者に向けて発信している」という意識を持つことができます。
もちろん、初回だからこのような形であって、次号以降は写真を入れながら文章量を減らしていきます。
■学級通信の工夫②
「1枚の通信だけど、その中でも絶対見て欲しい記事や、注目して欲しい内容に目を向けてもらいたい!」
そんな時、思いついた方法があります。それは、
です。
子どもたちにも、「このキャラクターがいるところは重要だぞ!」と言っていたので、よく注目して読むようになっていました。
↑こいつです。(オードリー春日が出てくる前から使っていました!笑)
それから、毎号出現させるようにし、時には小さくして「ウォーリーを探せ」のように遊んでみたこともありました。
何か、マークでも記号でも良いので、通信に必ず入れたい絵や図を用意してみてはいかがでしょうか?
■究極は「読ませる」よりも「見せる」
学級通信を配っても、家庭によっては全く見ずに捨てられる場合もあります。逆に、とことん読み込んでくださる方もいます。そうした時、僕がいつも心がけていることがあります。それは、
にすることです。
読み物ですから、文章が多くなることは仕方がありません。しかし、パッと見てわかる見出しや、様子が伝わる写真を載せることで「見せる」ことも可能ではないでしょうか。
そして時にはガッツリ文章も書いてみる。その塩梅が大切になってくると考えます。
今、こういう社会状況で、子どもたちに伝えたいことがたくさんあります。保護者の方々と考えたいこともいっぱいです。
そうした時、学級通信は単なる「お手紙」以上の価値を持つことになると考えます。今年度も、通信の新たな可能性を見いだせるようにしていきたいです。
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