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「ジャン・ポール・ゴルチェ」って?
コロナも落ち着き日常が戻ってきたこの春、久しぶりにミュージカルを観に劇場へ
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演目は「Jean-Paul Gaultier Fashion freak Show」
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服飾を学びアパレル業界に身を置くものとしては外せないミュージカルでした。JPGの服なんて学生の頃はお金が無くて買えないから小物で我慢していました(今でも愛用している)
内容がどのようなものなのか分からないままチケットを買って、その日が来るのを首を長~くして待って、いざ劇場へ
ショーはゴルチェの生い立ちからコレクションブランドを立ち上げ、異端児と呼ばれながらも負けずに斬新で新鮮なものを生み出してきた彼のこれまでを、ファッションショーを中心に展開していくものでした
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ミュージシャンも彼に衣装を依頼していて、マドンナ、プリンス、デヴィット・ボウイ、ボーイ・ジョージがその代表格、2000年に入ってもその依頼は途切れることなく続きます。バックで流れる音楽もその時にあったものが流れていて五感で楽しめました
映画の衣装も多く手掛けていて、以前コラムで紹介した「キカ」「フィフス・エレメント」が有名ですよね。エロティシズムが溢れているのだけどいやらしさを感じない。実際、このショーでもパフォーマーがヌードになっていくのですがその件がとても綺麗でした
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1976年~2020年まで続けたコレクション 最初のショーの評価は散々だったけど、セクシーでウィットに富んだデザインはやがて人々を魅了していきました。有名なアメリカ版VOGUEの編集長 アナ・ウインター氏も手のひらを返した一人。その様子も演出されていて面白かった
ファッションを独学で学び、感性を買われてピエール・カルダンのアトリエでアシスタントとして働き始める。それから23年の時を経てオートクチュールを展開する。これは一回でやめるつもりが楽しくて続けたようです。この時のドレスをニコール・キッドマンが購入
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私は彼のデザインが好きで、私生活に興味はありませんせした。唯一知っていたのは、好きなワインはロゼ(パイパー・エドシック)これぐらい。だから、大好きだった恋人との出会いから死別の場面では少し驚いてしまいました。そんな人が居たんだってね
ショーの最後はよくわからない感じで盛り上がってスタンディングオベーション、拍手が鳴りやまなかった
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白地に青のボーダーは彼の人生のコードで、幼いころに母親がセーラー衿にコードを付けてくれたことが始まりのようです。彼に影響を与えたのは祖母、その娘である母親も良い感性の持ち主だったのかも知れません
彼のコレクションがランウェイを歩かなくなって3年、コロナと同じ時期だったのだと改めて思い、寂しさが募ってしまった
ここ数年のファッション業界の低迷、SDG‘sも組み入れながら一石を投じる異端児が現れてくれること個人的に強く願う
あ、あのマドンナも付けていたコーン・ブラ、最初はテディベアに作ってあげたんだよw
-おまけ- こんなの買っちゃった
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