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-2000年公開の映画 アメリカ編-

新年明けましておめでとうございます。今年最初の投稿になります。
本年もお付き合い宜しくお願い致します。

さて、前回お届けしたイギリス編に続きましてアメリカ映画を今回紹介したいと思います。思い返すと。。。
・ヒマラヤ杉に降る雪
・ヴァージン・スーサイズ
・アメリカン・ビューティー
・エリン・ブロコビッチ
・グラディエーター
・シーズ・オール・ザット
・ボーイズ・ドント・クライ
・イギリスから来た男
・17歳のカルテ
・マルコビッチの穴
・デトロイト・ロック・シティ
・レスリー・ニールセンの2001年宇宙の旅
・コヨーテ・アグリー etc
これ以外にもいくつか観ているので、結構な数をこの年は鑑賞しました
そして、この中から個人的に好きになった上位3作品の感想を好き勝手に述べたいと思います

「エリン・ブロコビッチ」
監督:スティーブン・ソダ-バーグ 脚本:スザンナ・グラント

  ジュリア・ロバーツ演じるエリンは3人の子供を育てるシングルマザー、不運にも交通事故に遭い鞭打ちになる。アルバート・フィニー演じるエドワードは賠償金を受け取れると訴訟を起こすが敗訴

  勝てると言ったのにとエドワードを追い詰め仕事を斡旋するように直談判。仕方なく事務所で雇う。雑用をしているとある書類に目が止まる。それはとある地域住民の訴状。大企業PG&Eの工場が汚染水を垂れ流しているせいで、人間のみならず家畜にまで被害が及んでいるとのこと

  エドワードの事務所は個人事務所でそんな大手を訴えることは無理。正義感が強いエレンは雑用の傍ら許可を得て勝手に調べる
住民に話を聞いたり、敷地内に勝手に入って水質検査用の水を汲んだり、超ミニスカートにハイヒールという出で立ちで動き回る。私はこの時のジュリアロバーツが一番好き(プリティ・ウーマンも良いけど笑)この作品は実話で劇中に本人がウエイトレスで出演している
 最後は大手弁護士事務所に協力を仰ぎ最高賠償額を受け取ることになり、エドワードの事務所も大きくなる。エリンも引き続き在籍し住民全員に賠償金が行きわたるようにする。
 人は見た目で判断してはいけないし、挑戦するこの大切さを教えてくれる映画でした。

「ボーイズ・ドント・クライ」
監督:キンバリー・ピアース 脚本:アンディ・ビーネン

  ブランドン・ディーリーの生涯をヒラリー・スワンクが演じた作品。トランスジェンダー(性同一性障害者)が社会的地位を得て、ヘイトクライム禁止法推進の原動力となった

  軽犯罪を犯して地元を離れたブランドン、可愛らしい顔で目立ちで、クロエ・セヴィニー演じるラナと知り会う。移り住んだ町はゲイに厳しく住みにくいところだと従兄に聞いていたので気をつけていた
ラナと仲良くなりたいが、自分が女性と知られたくない。諸々の葛藤を抱えながら日々を過ごしていのだが、とあることで周囲に知られることになる

 自分を男性と見せるために胸は布を巻き、下着に靴下を丸めたものを詰める。トランスジェンダー方の苦労というか生きづらさをこの映画で知り、理解を深めた覚えがある。演じたヒラリースワンクの感情表現が上手く、少年にしか見えない場面があった。最後はハッピーエンドではなくて、わずか21歳で命を落としたブランドン。それも屈辱的で筆舌に尽くしがたい事件であり、後の法改正などの礎となった

「17歳のカルテ」
監督、脚本:ジェームス・マンゴールド 原作:スザンナ・ケイセン

  そのリサはボス的な存在で、何をしても皆な彼女側に付く。この映画で最も印象に残っているのは弱よわしいスザンナではなく、猟奇的なリサの言動。酷いことをしても言っても何も気にしないリサ。薬も上手くかわし服用しない。精神疾患を誇るようなアンジェリーナの演技に鳥肌が立ったことを覚えている。
が、リサの言動がエスカレートしてそのせいで自殺者が出て、皆が離れるようになる。彼女は、ここでしか生きられない、私は違うと徐々に思うようになり、社会復帰に向けて頑張るようになる

 この映画はウィノア・ライダーが原作に惚れ込み、権利を買い取って制作総監督になった作品。自分も同じ障害を抱えていたから、どうしても映画を作りたかったようだ
 この映画は今の若者にも影響を与えているようで、25年の時を経ても知っている若者が沢山いる。きっと、10代、17歳の子には刺さることが多いのだと思う

 皆様はお正月は何の映画を観ましたか?私は、第一弾「孤独のグルメ」を鑑賞予定です。「366日」も同日公開なのですが、花(恋)より団子を選びました笑

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